部屋の乾燥を加湿器で防げない本当の理由あなたの家に潜む天然の除湿機の正体とは?

部屋の乾燥を加湿器で防げない本当の理由
あなたの家に潜む天然の除湿機の正体とは?

部屋の乾燥を防ぐ方法といえば、加湿器を思い浮かべる方も多いですよね。
しかし、加湿器を使っても本当の意味で乾燥を防ぐことができないばかりか、結露を発生させて家の寿命を縮めたり、カビ、ダニの繁殖によって健康を害する恐れがあります。このようなリスクを回避して、部屋の乾燥を防ぐための具体的な方法をお伝えします。

※WELLNESTHOME創業者の早田がyoutubeチャンネルで住宅の乾燥について解説している動画はこちら

エアコンを使うと部屋が乾燥しやすい理由

冬にエアコンを使うときには要注意です。
なぜならば、エアコンをつけることで部屋が乾燥しやすくなるからです。

でも、エアコンつけるだけでなぜ乾燥するのかご存知ですか?
エアコンをつけなければ部屋の中が寒くて仕方がないではありませんか。

これは、相対湿度と絶対湿度の関係を押さえておけばわかります。
小難しい用語が出てきてうっとなりますが、ついてきてくださいね。

まず、みなさんがいつも目にしている「%」表示の湿度ですが、これは相対湿度のことです。これは、空気中に湿気がどれくらいあるのか(絶対湿度)に関わりなく、気温によって値がコロコロ変わります。相対的な数値だから相対湿度なんですね。

たとえば、部屋の中の気温が5℃、湿度50%だったとします。5℃はさすがに寒いですよね。そこでエアコンをつけるとします。しかし、部屋の中にある水蒸気の量は変わりません。そこで気温だけが上がると、相対湿度はグッと下がります。

湿り空気線図

部屋が23℃まで上がったとしたら、そのときの湿度は15%になります。部屋は暖かくなっても、今度は乾燥という別の問題が発生します。

湿り空気線図

人間が快適で健康に過ごすには、冬は少なくとも湿度40%は下回らないにようにしなければなりません。

湿度15%では、インフルエンザや肌荒れなどの健康面でのリスクは避けられません。インフルエンザと湿度の関係については、後ほど詳しく説明します。

いまの日本の住宅では、冬に暖かく快適に過ごすことは難しいという印象です。

部屋の乾燥にはこんなリスクがある

それでは、乾燥によるリスクにはどのようなものがあるでしょうか。

部屋の乾燥によるリスク①:肌荒れ

皮膚の表面は皮脂膜と角質層という組織でつくられています。この2つの組織が肌の保湿を担ってくれているのです。

しかし、空気が乾燥してくると、角質層の水分が不足してきて、皮膚がひび割れたり、皮がむけたりします。いわゆる肌荒れの状態です。

これくらいの症状ならばまだ可愛いですが、肌荒れの状態を放置しておけば、かゆみや赤み水ぶくれのように悪化する恐れもあります。

部屋の乾燥によるリスク②:インフルエンザ

乾燥していればしているほど、インフルエンザにかかりやすくなります。

絶対湿度とインフルエンザウイルスの生存率の間には、相関関係があることもわかっています。絶対湿度が低いほど、インフルエンザの生存率が高くなるのです。こちらのグラフをご覧ください。

絶対湿度ごとのインフルエンザウィルスの生存率

『ホントはやさしいエコハウス』(松尾和也著)の記述内容を元に弊社にてグラフを作成

絶対湿度が1.5g/kgのときのインフルエンザウイルスの生存率は63%にも及びます。絶対湿度だとあまりピンとこないかもしれませんが、気温5℃で相対湿度20%くらいのイメージです。

部屋の乾燥によるリスク③:火災

冬になると火災も起きやすくなりますよね。
冬の火災の大きな要因が乾燥です。湿度が高ければ、湿気によって自然に鎮火活動を手伝ってくれますが、乾燥しているとひたすら燃え続けるしかありません。

部屋の乾燥によるリスク④:静電気

静電気ってイヤですよね。
痛みを伴うこともありますからね。

場合によっては静電気は火災につながるくらい恐ろしいものです。

皮膚の表面には、本来ならば薄い水蒸気の膜が形成されていて、それによって帯電を防いでいるのです。しかし、乾燥によって膜が形成されにくくなると、電気をためやすくなります。

この状態で何か物体に触れたときに、電気が流れるわけです。

静電気の発生をおさえるには、相対湿度40%は下回らないようにする必要があります。

部屋の乾燥を防ぐための理想的な湿度は40〜60%

部屋の乾燥を防ぐには、相対湿度が高いに越したことはありません。

しかし、相対湿度が高ければよいというものでもありません。
湿度が高すぎると、カビ、ダニなどの別のリスク要因になるからです。


引用元:『健康に暮らすための住まいと住まい方エビデンス集』(健康維持増進住宅研究委員会/健康増進住宅研究コンソーシアム編著)

諸々の健康リスクと相対湿度の関係を考えると、最適な相対湿度としては40〜60%の範囲になります。

次の章からは、部屋の乾燥を防ぐための具体的な話に踏み込んでいきます。

部屋の乾燥は加湿器で防げないどころか結露の原因になる

部屋の乾燥を防ぐための方法は、インターネットで検索すれば色んな方法が出てきます。たとえば、以下のような方法をよく見かけませんか?

  • 加湿器を炊く
  • 水を入れたコップ、洗面器などを置いておく
  • 洗濯物を部屋干しする
  • お風呂場のドアを開けておく
  • 観葉植物を置いておく
  • エアコンの代わりに石油ストーブ、ガスファンヒーターを使う

皆さんも、もしかしたら上記のどれかを試したことないでしょうか。

これらに共通することは部屋を加湿するということです。

市販の加湿器で家を快適環境にするならば、少なくとも5〜10台の加湿器を用意しなければなりません。あまり現実的な対策とはいえませんね。

しかも、断熱性、気密性の取れていない家で部屋の加湿をするのはとても危険なことであることをご存知でしたか?

下手をすれば、健康を害するばかりでなく、家の寿命を縮める要因になりかねません。

家の断熱性が低いと、壁や窓、天井など(これらひっくるめて「外皮」とよぶ)で結露ができます。これは、加湿器などで発生した水蒸気が外皮に触れると、水蒸気が一気に冷やされて結露になるからです。

つまり、加湿器などで加湿をする一方で、外皮という天然の除湿機で除湿をしているようなものなのです。家の中に天然の除湿機があるなんて、今まで考えたことなんてないですよね。

結露の存在はとても厄介です。壁の中に結露ができると、暖かくなる春先で普及菌が繁殖しはじめ、柱などを腐らせます。

結露によってカビも生えやすくなります。カビが生えると、それをエサにするダニも繁殖します。ダニの死骸やフンが、アレルギー症状を引き起こすことは、皆さんもご存知のことですよね。

気密性が低くてもダメです。なぜならば、せっかく加湿器を炊いたとしても、隙間を通して湿気が逃げてしまうからです。

部屋の乾燥を根本から防ぐには家の断熱性・気密性を高める以外にない

部屋の乾燥を防ぐには、加湿器などで部屋の中を加湿するだけでは意味がありません。下手な加湿は結露を発生させ、家の寿命を縮めたり、人間の健康を害することにつながります。

部屋の乾燥を根本から解決するならば、家そのものの断熱性・気密性を高めなければならないのです。

それでは、断熱性、気密性を高める方法とは具体的にどのようなことでしょうか。

たとえば、熱がもっとも逃げやすいなどはどうでしょうか。家の中の熱全体のうち、58%もの熱が窓から逃げます。それくらい窓の断熱性能は重要です。

窓の断熱対策は最優先でやるべきはずなのに、日本においては断熱性の低いアルミサッシが普及しているのが現状です。東京などの暖かいエリアにおいては、窓の熱貫流率(U値が)4.65W/㎠・Kと世界的にみても最低レベルの断熱性です。


画像はYKK APより転載

窓の断熱性を高めて結露対策までするならば、トリプルガラスの樹脂サッシは必須ですね。WELLNEST HOMEでは、ドイツ製のトリプルガラスの樹脂サッシを採用しており、U値0.78W/㎠・Kと世界でもトップクラスの断熱性能です。

窓の断熱性能や結露対策については、窓の正しい結露対策!工務店・住宅メーカーでは教えてくれない結露に強い窓設計とはの記事をご覧ください。

つぎに気密性についてです。
気密性の指標としてはC値(隙間相当面積)が使われます。
家に隙間が空いているなんて、信じられませんよね?
C値が2.0㎠だとしたら、床面積100㎡の家にハガキ1.3枚分の隙間が空いていることになります。

C値説明

余談ですが、ゴキブリだって家の中のこういう小さな隙間を縫って家の中に入り込むのです。ハガキ1.3枚分の隙間があるならば、湿気なんて簡単に出入りできてしまいます。気密性は侮れませんよ。

残念ながら、日本ではC値の基準すらなく、一般的な住宅のC値の平均は8㎠/㎡程度です。

WELLNEST HOMEではC値の平均基準が全棟で0.2㎠/㎡となっています。たとえるならば、床面積100㎡の家に消しゴム2個分しか隙間がないのと同じです。

ここまで断熱性、気密性を確保するからこそ、加湿器などで出した水蒸気を結露もさせず逃すこともなく家の中にキープすることができるのです。

部屋の乾燥を加湿器なしでも防ぐ家がある

信じがたいことかも知れませんが、聞いてくださいね。

WELLNEST HOMEでは、加湿器がなくても部屋の中が乾燥することがないのです。

それでは、湿気はどこから持ってくるのかという話ですよね。
湿気は壁の中などから持ってくればよいのです。

壁の中から持ってくる?
訳がわかりませんよね。
ちゃんと納得の行くように話しますね。

壁の中には、セルロースファイバーという断熱材が充填されています。セルロースファイバーは、新聞紙のリサイクルによって作られる天然素材の断熱材です。セルロースファイバーの主な特徴の1つになるのが、湿気を吸ったり吐いたりできることです。

湿度の高い夏には部屋の中の湿気をセルロースファイバーが吸ってくれて、湿度を下げてくれます。冬になると、乾燥した家の中に溜め込んだ湿気を放出し、湿度を上げてくれます。

そのセルロースファイバーを家一軒あたり約1.5〜2トンも充填するのです。

吸放湿性能のある素材はセルロースファイバーだけではありません。
柱や梁などに使われる木材にも吸放湿の性能があります。

WELLNEST HOMEが採用しているのは、立木の状態から自然乾燥してつくった天然乾燥材(AD材)です。AD材ならば、家の中の湿気を吸放湿することができます。一般の住宅で使われている人工乾燥材には、湿気を吸放湿することができません。

人工乾燥材(KD材)と天然乾燥材(AD材)

加湿器がなくても冬に部屋が乾燥せずにすむのは、こうした吸放湿の機能を持った素材を使っているからです。

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