モルタル

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モルタル

もるたる

最近ではDIYなどで一般の方も使われることが多くなったモルタルですが、住宅の外壁材に使われるモルタルとはどんなものなのか、サイディングとの違いなどをご紹介します。

モルタルとはなにか

簡単に説明すると、モルタルはセメントと砂と水でつくられたものです。

燃えにくい特性を生かして、建物や道路などさまざまなところで使われています。

モルタルはもともとヨーロッパではじまり、日本には大正時代から広まったとされています。

モルタルとサイディングはなにが違うのか

モルタルとサイディングは、おなじセメントを使った外壁材ではありますが、作り方や施工の仕方などが違います。

サイディングは工場で作られた長さ、形の決まった薄いセメント板の外壁材です。

タイル調やレンガ調など、決まったデザインの中から選び施工します。

ある程度工場で作られた状態で届くので、品質が一定で、施工期間が短く、工費が安く済みます。

モルタルは左官職人が材料を練り混ぜて作り、壁に塗る塗り壁のひとつです。

スタッコ仕上げやリシン仕上げなど、要望に合わせたさまざまなデザインを左官職人がおこないます。

左官職人が手仕事でおこなうため、左官職人の腕に仕上がりが左右されやすく、施工期間が長めで、工費が高くなりがちです。

現在、一般的な家づくりによく使われている外壁材はサイディングボードですが、それより以前に主流だった外壁材はモルタルです。

モルタルのメリット

モルタルのメリット①:火災に強い

セメント・砂・水は燃えにくい材料です。

それらを練り混ぜて作ったモルタルも燃えにくいので、そのモルタルを壁に塗ることで火災に強い家をつくることができます。

そのためサイディングボードにはあらかじめデザインが決まっており、さらに板同士をつなげるため継ぎ目ができます。

モルタルのメリット②:自由なデザイン

先述しましたが現在よく使われているサイディングボードは、工場で作られたデザインや長さ、形の決まった薄い板の外壁材です。

ですがモルタル外壁は左官職人が塗るため継ぎ目がなく、さらにスタッコ仕上げやリシン仕上げなど自由なデザインが左官職人の手仕事によって作られるので、オリジナルの壁ができます。

モルタルのデメリット

モルタルのデメリット①:メンテナンスコストが高い

モルタル外壁は一般的に10〜15年で塗替えが必要になります。
それ以外にもひび割れやはがれなどの劣化がおこったら、その度に補修が必要です。

日本の家は30年で寿命を迎えるといわれており、新たに建替えることを考えると、外壁の1回〜2回程の塗替えや劣化のその度の補修などは、高いメンテナンスコストとなります。

モルタルのデメリット②:左官職人の腕によって仕上がりの質に差が出る

色々な仕上げができるモルタル外壁ですが、左官職人の腕によっては思ったような外壁にならない可能性もあります。

また左官職人の腕はデザインだけでなく、耐久性などの質にも影響があります。
場合によっては頻繁に補修が必要になるかもしれません。

さらに手仕事であり、乾燥などを含めるとサイディングなどより仕上がるまでに時間がかかり、サイディングより施工費が高くなります。

モルタルの外壁以外の用途

モルタルは、外壁以外にさまざまな用途で使われています。

  1. ①タイルを張る時の下地や接着剤として
    タイルはモルタルで固定されています。
    レンガやブロックを積み上げていく時に間に塗る目地材としての用途もあります。
  2. 仕上げ材として
    お洒落なカフェなどの内装でもよくあるコンクリートフロアや、壁の内装のクロスを張る前の仕上げに使われます。

また、防水材入りのモルタルもあり、ベランダなどの仕上げと防水加工と様々なところで仕上げ材として使われることもあるのです。

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