注文住宅で後悔しないポイントとは?後悔事例や失敗回避の対策を知ろう
こんにちは!高性能な注文住宅を手がけるハウスメーカー「ウェルネストホーム」です。
憧れのマイホーム、せっかく大きな出費をして注文住宅を建築するなら後悔はしたくないですよね。
ただ「家は3回建てないと満足できる住まいにならない」など、家づくりで後悔している方やが多いのも事実。
家を何回も建てるのは難しいので、なるべく後悔のないように進めたいものです。
今回は、注文住宅でよくある後悔やトラブル、後悔しないために押さえておくべきポイントについて解説します。
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注文住宅で後悔しないために!よくある失敗例と対策を確認
注文住宅を建てた際に多い後悔ポイントとして、大きく分けて「間取り」「費用」「土地」「メンテナンス」の4つがあります。
それぞれの事例を深堀りして見ていきましょう。
後悔ポイント1・間取り
間取りの後悔ポイントで多いものとして以下のようなものがあります。
生活動線と合っていない
- 洗濯機と洗濯物を干すスペースが離れすぎている
- 風呂場と寝室が近く夜遅くの入浴は水音が気になる
- トイレとリビングが近く音が気になる
- 風呂場と洗面所が一緒になっていて入浴中に洗面所が使えない
- ドアを開けると人とぶつかる
- トイレの数が多い・足りない
収納が合わない
- 収納の数が多すぎたり逆に少なかったりする
- 収納したい物と収納スペースの大きさが合わない
- 屋根裏収納・ロフト収納を作ったが不便で使わなかった
コンセント、テレビアンテナ、照明のスイッチの位置が使いづらい
- コンセントが足りなかったり使いにくい場所にあったりする
- テレビアンテナを設置しておらず部屋にテレビが置けない
- 玄関近くの照明を消したいのにスイッチが玄関に無い
部屋数が合わない
- 子どもの数を見越して子ども部屋を作ったがいらなかった・足りない
- 来客用の部屋を作ったがいらなかった
窓の場所を考えていなかった
- 窓の場所がお隣さんと目が合う位置にある
- 窓を付けたが開けないためいらなかった
- 大きさが合っていなかった
【間取りで失敗しないための対策】
家族の生活スタイルをしっかり把握することが大切です。
建築会社が設計する間取り図は、あくまでも「一般的に」良いとされる間取り。
それが必ずしも自分たちの生活に合うとは限りません。
深夜に帰ってくることが多い、食品や日用品のストックが多いからパントリーが必要、自宅で仕事をするから仕事部屋が必要など、個々のスタイルに合った動線・間取りだと「暮らしやすい」と感じることができます。
「家族だから入浴中でも洗面所は使える」というご家庭もあるかもしれませんが、そうではないご家庭も多いでしょう。
本当に自分たちに合っているかをしっかりイメージして、それを建築会社に伝えることが大切です。
後悔ポイント2・費用
費用の後悔ポイントには以下のようなものがあります。
ローンの支払いが厳しい
- 建築会社の資金計画の通りにしたら毎月のローン返済が厳しい
予算以上にお金がかかった
- 家の契約にかかる費用や照明・カーテン代・外構代など家本体以外にかかる費用のことを考えていなかった
- メンテナンスにかかる費用があることを考慮していなかった
- 上下水道やガスの引き込み工事代がかかった
- 地盤改良費用がかかった
【予算で失敗しないための対策】
建築会社に詳細な見積もりを作ってもらいましょう。
家づくりでどんな費用がかかるかわからない方は、建物本体以外にどんな費用がかかるのかを建築会社に必ず確認しましょう。
マイホーム購入時の売り文句としてよく言われがちなのが「毎月の賃貸費用と同じ金額でマイホームが手に入る」というもの。
たしかに月々のローンは賃貸費用と同程度に抑えられるかもしれませんが、アパートなどの賃貸に比べ、一軒家になると居住空間が広くなるため光熱費も高くなります。
また、賃貸ではかからなかった固定資産税や修繕費などの負担も増えるため、月々の「賃貸費用=ローン代金」だからといって今までと支出が同じというわけではありません。
その点も検討し、予算ギリギリではなく余裕を持ったプランにすることをおすすめします。
後悔ポイント3・土地
土地の後悔ポイントには以下のようなものがあります。
風通しや日当たりが悪い
- 風通しや採光を考慮して窓を付けたが周囲の目線が気になる場所で開けられない
- ソーラーパネルを付けたが向きが悪い
土地を先に買ったため好きな住宅が建てられなかった
- 建築会社が決められている「建築条件付き」の土地を買ったために住宅会社を選べなかった
場所が悪い
- 学校や駅などから遠い
- 周辺に住宅が無く人気が無い
- 道路が狭く出入りが大変
【土地で失敗しないための対策】
まず土地は必ず、建築会社と一緒に探しましょう。
その土地に家を建てるために土地を買うのですが、土地によっては家を建てるために余計な費用がかかってしまう場合があり、後から予算オーバーに陥ってしまう場合があります。
例えば、擁壁に費用がかかる、水道管の引き込みに費用がかかる、といったことです。
こういった費用の算出を建築会社とした上で、その土地を購入するかを決定したほうが、後々後悔することはありません。
土地は限られているため、完全に満足できる土地を探すのは難しいかもしれません。
できるだけ失敗したと感じないために、まずは土地に求める優先順位をつけましょう。
優先順位の例としては「小学校からの距離が近い」「身体が大きくなるから中学校までは少し遠くても良い」「車を持たないからスーパーや病院が近い場所」「バスや駅に近い」「薪ストーブを設置したいから周囲に家がない土地」などがあります。
また、家を建てる際の失敗例としてご近所とのトラブルもあります。
事前に知り合い等のツテで近隣の情報を調べる方法もありますが、思わぬトラブルが起こることもあるので、完全に対策を取るのは難しいかもしれません。
後悔ポイント4・メンテナンス
メンテナンスの後悔ポイントには以下のようなものがあります。
掃除がしにくい・大変
- 梁(はり)が出ていたりシーリングファンがあったりしてホコリがたまりやすい
- 窓が高い位置にあって掃除ができない
- 庭の落ち葉掃除や除草が大変
短期間で劣化してしまう
- 壁紙の凹凸が多く汚れがふき取りにくく劣化しやすい
- メンテナンスはあまり手間がかからないが、短期間で取り替えが必要
【メンテナンスで失敗しないための対策】
メンテナンスも暮らしていく以上はずっと付き合うものですから、家族のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
デザインや使い心地などとの兼ね合いで、どの程度であればメンテナンスができるかを考えましょう。
特に取り替え費用やメンテナンス費用など、10年単位で大きな金額が必要となる設備や建材は事前に確認が必要ですので、ハウスメーカーに確認しておきましょう。
建築費用が安く収まっても、メンテナンスコストや取り替えコストが高くついてしまうと、結局30年間住んだ結果として高く付く場合がありますので、注意しましょう。
後悔のない注文住宅づくりのポイントとは?
家づくりで絶対に失敗しない!1つも後悔するところはない!という方は少ないかもしれません。
しかし、「100点満点じゃないけど、注文住宅で家を建ててよかった!」と思うことは可能です!
後悔のない注文住宅づくりのために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
家づくりに関する優先順位を決める
家づくりは土地や住宅、予算との兼ね合いなどもありますし、家族間で希望が異なることもあるため、家族全員が大満足というのは難しいかもしれません。
そのため「満足度を上げる」ことを目標とし、予算やデザイン、土地、間取りなど、優先順位を明確にしておきましょう。
優先順位に合わせた会社を選ぶ
「絶対に無垢材を使った家が作りたい」「ビルトインガレージが作りたい」「3階建てにしたい」といった希望があるなら、その施工ができる会社を選ばなければいけません。
まずは優先順位の決定、その後、優先順位に合った建築会社選びが必要であれば会社選びにも気を付ける必要があります。
建築会社は主に以下の3つに分けられ、それぞれに大まかな方向性があるので、優先順位に合った業者選びをしましょう。
- 設計事務所:デザインにこだわりたい人・細部まで細かい希望がある人向け
- ハウスメーカー:施工実績が多く安心感がある、施工数が多いので評判を調べやすい
- 工務店:地域密着型で口コミ重視のため施工がしっかりしていることが多い
妥協点をカバーする方法を考える
優先順位をつけると、その中でも「これはそこまで希望としては叶わなくてもいいかな」「あった方がいいけど無くても何とかなるかな」といったことも出てくるでしょう。
また、「この点はデメリットだが、こういう視点から見るとカバーできるかも」といったポイントも見えてくるものもあります。
たとえば、弊社ウェルネストホームは高気密高断熱の家づくりにこだわる会社ですが、高気密高断熱住宅は一般的に建築費用が高くなりがちです。
しかし、建ててみれば夏も冬もエアコン1台で家中を快適な温度に保てるなど、光熱費が抑えられるという利点もあります。
妥協点は視点を変えることで解決できるポイントもあります。
「絶対にこうでなくてはならない!」「建築会社の人が言っているから間違いない」という思い込みは捨てて考えてみましょう。
注文住宅で後悔しないためには優先順位を明確にしよう
注文住宅は一から家づくりが行えるため希望が叶えやすい反面、「もっとこうしておけばよかった」と後悔する人が多いのも事実。
後悔ポイントとしては、間取りや予算、土地、メンテナンスにまつわるものが多いですが、原因は「自分たちが家に求める条件と合っていなかった」というものが多いようです。
いくら建築会社の人が「多くの人がこのようにされていますよ」と言っても、それが自分たちに合うとは限らないのです。
注文住宅で後悔しないために、まずは自分たちのライフスタイルを具体的にイメージし、家づくりに関する優先順位をしっかりつけましょう。
優先順位がつけられれば、選ぶべき住宅会社も分かってきます。
優先順位をつけることで妥協しなければならないポイントも出てきますが、視点を変えれば妥協点をカバーする方法も見つかることがあります。
注文住宅で「絶対に失敗しない」のは難しいかもしれませんが、「満足度が高く、後悔するところがあまりない」家をつくるのは可能です!
高い満足度を満たすために、まずは家に求めるものが何なのかを明確にしましょう。