短時間睡眠が死を招く?! 日本人の睡眠がいま危ない!快適な睡眠を実現するウェルネストホームの家

短時間睡眠が死を招く?! 日本人の睡眠がいま危ない!
快適な睡眠を実現するウェルネストホームの家

突然ですが、あなたの睡眠時間は何時間ですか?

2021年に発表されたデータによると、日本人の平均的な睡眠時間は6時間44分。世界のワースト2位だそうです。ちなみに、ワースト1位はインドネシアの6時間36分です。

また日本人は睡眠時間の短さだけでなく、睡眠の質にも問題を抱えているという人が少なくありません。

睡眠に問題があると集中力が落ち、日常生活や健康に悪影響を及ぼすことは多くの方が実感しているところではないでしょうか。

健康だけでなく、生産性が落ちることでGDPが低下するなど経済的な損失につながることも知られています。これは放っておくと非常に危険です。

そういった傾向を受けて最近では、睡眠に関する研究や技術開発が進んできています。
テクノロジーで睡眠対策を考えるスリープテックという言葉まで生まれました。

睡眠の質を高める機能性食品が増えてきたことも、睡眠に対する意識が高まっていることの現れかもしれませんね。

そこで、睡眠不足の原因は通勤時間の長さなどさまざまですが、特に温熱環境にスポットを当てていきます。

これを読めば、きっとあなたも快適な睡眠で健康的な毎日が送れるでしょう!

日本人は睡眠に満足していない

最近の調査によって睡眠時間、質ともに私たち日本人は睡眠への満足度が低いことがわかってきました。

世界と比べても睡眠時間が少ない

まずは冒頭でご紹介したデータから、世界と日本の睡眠時間にはどれくらいの差があるのか見てみましょう。

Zepp Health Corporation(スマートウェアラブル市場をリードするグローバル企業)が発表した「2021年世界睡眠ホワイトペーパー」によりますと睡眠時間ベスト3とワースト3は下記のとおりです。

平均睡眠時間ベスト3
順位国名睡眠時間
ベルギー7時間30分
アイルランド7時間29分
オランダ7時間28分
平均睡眠時間ワースト3
順位国名睡眠時間
インドネシア6時間36分
日本6時間44分
マレーシア6時間46分
出典:2021世界睡眠ホワイトペーパー(https://www.pr-today.net/category/a00483/31738/)から作成

これを見ますと、日本とベスト3の3カ国との間には50分ほどの差がありますね。
けっこうな差です。

30分だって余計に眠れればうれしいと思う人、多くないですか? 50分もあれば幸せですよね。

ちなみに日本国内での調査はどうかというと、総務省が発表した「令和3年社会生活基本調査」では、睡眠時間に関する都道府県別のランキングが発表されています。

出典:社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング (令和3年社会生活基本調査結果より)

都市部のほうが睡眠時間が短い傾向がありますね。
皆さんの所はいかがですか?

睡眠の質に問題のある日本人が多い

一方、睡眠の質については、株式会社フィリップス・ジャパンが2021年の世界睡眠の日(3月19日)に合わせて実施した調査があります。

それによると日本人はおよそ3割しか睡眠に満足していないことがわかりました。
これは調査を受けた主要13カ国中、最も低いものです。

また厚生労働省の調査(令和3年度 健康実態調査)では、34.7%睡眠の質に満足できなかったと回答しています。

睡眠時間の取れている度合い(複数回答)
寝付き(布団に入ってから眠るまでに要する時間)に、時間がかかった。28.9%
夜間、睡眠途中に目が覚めて困った。44.6%
起きようとする時刻よりも早く目が覚め、それ以上眠れなかった。29.7%
睡眠時間が足りなかった。19.9%
睡眠全体の質に満足できなかった。34.7%
日中眠気を感じた。37.2%
上記のようなことはなかった。17.8%
出所:厚生労働省「令和3年度 健康実態調査結果の報告」より抜粋

こうやってあらためてデータを見ると、私たち日本人は常に睡眠不足に悩まされているのがわかります。

睡眠不足がもたらすさまざまな弊害

ここまで、日本人がいかに睡眠不足かを見てきました。
でもそれが経済損失にもつながっているって知っていましたか?

睡眠不足で経済損失?!

次の図は、睡眠時間と1人当たりのGDPの相関関係を表したものです。縦軸が睡眠時間、横軸がGDPとなっています。

睡眠時間が1人当たりのGDPに与える影響

世界と比べても睡眠時間が少ない の「2021年世界睡眠ホワイトペーパー」とは調査元が違うため、日本が最下位となっています。

例外はありますが、総じて睡眠時間が短い国のGDPが低い傾向にあるということはわかります。

睡眠不足による集中力の低下などが労働生産性を下げる要因になっているといえるでしょう。

さらに、アメリカのシンクタンクであるランド研究所が発表した「睡眠不足の経済的コスト」では、睡眠不足によって日本はGDPの約2.9%、最大15兆円を失っている可能性があると推計されました。

※ランド研究所Webサイト(https://www.rand.org/pubs/research_reports/RR1791.html

衝撃的な数字ですよね。
GDPが下がれば、国際競争力が弱まり国力が下がっていきます。睡眠不足だけが原因ではないですが、今の日本の現状を見ると、危機的な状況です。

弊害は経済だけに及ぶものではありません。当然ながら、私たち人間の心身に悪影響をもたらします。

生活習慣病を招く怖い睡眠不足

睡眠不足のほか、睡眠に何らかの問題を抱えている状態を睡眠障害といい、代表的なものに不眠症睡眠時無呼吸症候群があります。

※睡眠時に無呼吸状態が繰り返される病気です。

不眠症は一般成人のおよそ3割~4割、60歳以上にいたっては半数以上にみられます。

一種の国民病ともいえます。

これら睡眠不足睡眠障害は、日中における意欲や集中力低下を招くばかりか、自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。

出所:厚生労働省e-ヘルスネット(執筆:秋田大学大学院 医学系研究科精神科学講座 教授 三島和夫)

そして、それが肥満の原因生活習慣病、その他の重大な疾病のリスクを高めることにつながります。

放っておくと危険だというのはそういう理由からです。

ドキッとした人いますか?

メカニズムはこうです。主に自律神経の乱れとホルモンが関係してきます。

自律神経 睡眠不足→自律神経の乱れ→代謝が悪くなる→太りやすい
ホルモン 睡眠不足→グレリン※1の分泌が増加しレプチン※2分泌が低下→空腹感が強くなる→食べ過ぎ

※1 食欲を調整するホルモンの一種で食欲を抑制する働きがあります。
※2 食欲を調整するホルモンの一種で食欲を亢進(程度が大きくなる)する働きがあります。

また、睡眠不足がインシュリン(血糖を下げるホルモン)の働きを悪くし、糖尿病になりやすいともいわれています。

身体だけでなく、睡眠不足が続くとストレスがたまり、メンタルヘルスにもよくありません。それがまた睡眠不足を招き、悪循環に陥ってしまうこともあります。

怖いですよね。

なぜ日本人は睡眠不足なの?

そもそもなぜ日本人は睡眠不足なのでしょうか。
主な原因は下記のとおりです。

仕事日本人の労働時間は主要国と比べても長いことはよく知られています。特に長時間労働の割合が高いのが特徴です。
通勤・通学の時間通勤・通学に関しては所要時間のみならず、通勤ラッシュは戦場に赴く兵士よりもストレスが強いともいわれます。
睡眠環境特に、高温多湿の夏や寒い冬が睡眠を妨げる要因になっています。
就寝前のメール、ゲーム携帯やゲーム機から発せられるブルーライトが体内時計を狂わせ、睡眠と覚醒のリズムを狂わせます。

今回は特に睡眠環境を取り上げることにします。
その中でも温熱環境は世界的にも注目が集まっています。

実は近年、世界的にも睡眠不足が問題となっており、それが地球温暖化による気温の上昇が原因ではないかといわれているんです。

日本は高温多湿の国ですから、かなり影響を受けています。
特に、都市のヒートアイランド現象による気温の上昇が問題です。
これは昼間よりも夜間のほうが目立つといわれています。

周囲の気温が高いと手足から放熱しにくくなり、深部体温※1が十分に低下しません。そのため、眠りのメカニズム※2が崩れます。

そこに、湿度の上昇による不快感も加わって暑くて眠れない、眠っても途中で目が覚めてしまうといった現象が起こりやすくなります。

※1 脳や臓器など体の奥の体温
※2 深部体温が下がると眠くなり、上がると覚醒します。

冷房を使用したとしても、タイマーが切れてしまえば同じことが起こります。

一方、日本の冬は寒さがこたえますよね。

寒いと、熱を逃がさないように交感神経が優位になるため寝つけないことがあります。
それ以外にも、室内の温度が下がるため暖房や厚着で体を温めようとすることから、深部体温が上がりすぎ、眠りの質を下げる要因になっています。

また空気が乾燥することによってのどが乾燥することも睡眠を妨げる一因です。


いかがでしたか?

快適な眠りには、いかに温熱環境を整えるかということが大切だということですよね。

とはいえ、室内の温度を調節するために冷房や暖房を使いすぎることは、地球温暖化が進んでさらに日本の夏と冬が厳しくなるので悪循環です。

どうしたらいいのでしょうか。

それには、今まさに旬の話題のスリープテックが役に立つかもしれませんよ。

実はウェルネストホームは環境と睡眠を研究する共同事業に参画しています。
次回はその取り組みについて詳しくご紹介します!
ぜひ、お楽しみに!

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