意外と簡単!屋外の配管掃除方法を徹底解説!

意外と簡単!屋外の配管掃除方法を徹底解説!

家族みんなが毎日何度も使うトイレ。これが詰まると使えなくなってしまい、とても困りますよね。実はいわゆる「トイレが詰まる」トラブルが起きたとき、実際は「配管が詰まっている」ことが多いんです。そんな配管の詰まりは、定期的な掃除で予防することができます。

でも、「配管の掃除なんて難しくないの?」と心配されるかもしれませんよね。そんなことはないんです。意外と簡単ですので、ぜひ知っていただければと思います。そこで今回は、トイレの配管の正しい掃除方法について、ウェルネストホームの副社長・石川義和が徹底解説いたします!

株式会社WELLNEST HOME 代表取締役 副社長 株式会社石川組 代表取締役 石川義和

株式会社WELLNEST HOME 代表取締役 副社長
株式会社石川組 代表取締役
石川義和

1931年創業の土木建築ゼネコン・石川組の社長を務める傍ら、ウェルネストホームの技術部門を統括。職人の育成にも尽力している。

配管掃除の前に知っておいてほしいこと

配管掃除をする前に、以下のことについて知っておいていただきたいと思います。

最近のトイレについて

最近のトイレは節水型になっています。器種にもよりますが、水流の量は昔のトイレに比べて4分の1程度ととても少なくなりました。

節水型のトイレも、便器の中は少ない水で上手に流れていきます。しかし便器から下水道・浄化槽へとつながる外の配管までの流れについては、トイレメーカー側ではあまり考えられていないのが実状です。その結果、「トイレが詰まった」ときの原因は便器の中ではなく、配管の中にあるケースが大半となっています。

またお風呂についても、最近はトラップがあることで浴槽の水を抜いても一気に水が流れないようになりました。便器から先、お風呂から先の流れ方はとても重要なのですが、配管は以前のままで設備だけが進歩したことにより、配管の詰まりが増えているのです。

トイレが詰まる原因と対策

では、トイレが詰まる原因とは何なのでしょうか? それにはさまざまなものがありますが、例えば「小さいお子さんがトイレットペーパーをいっぱい流してしまった」といったものも一つの原因です。

そして最近多いものには、掃除で使う「流せるトイレクリーナー」の詰まりがあります。便器やその周りなどを拭いて、ポイっと便器に捨てられる便利なタイプのものです。

このタイプのトイレクリーナーは各社から出ており、もちろん水に溶けるのですが、溶けるまでに時間がかかり、配管の途中などで詰まってしまう場合があります。いずれ溶けはするのですがなかなか溶けず、溶け切る前に詰まってしまう事態が起こりやすいのです。

昔のようにたくさんの水を使うトイレであれば、下水管まで一気に流れていくのですが、節水型が主流となった現在では途中で止まってしまうことがあり、このトラブルによって最終的にトイレが逆流するケースが生じています。

そのため、この「流せるトイレクリーナー」を、使った後便器に流すのではなく、ゴミ箱に捨ててほしいのです。

トイレの詰まりを予防するため、この点だけ気をつけていただければと思います。

正しい屋外の配管掃除の方法

それでは、正しい屋外の配管掃除方法を解説していきます。

配管場所の確認

まず、配管の場所を確認します。配管はトイレやお風呂から、下水管や浄化槽に向かって緩やかな勾配で伸びています。どこにあるかというと、ここです。お家の周りに「汚水」または「おすい」と書いてあるフタがありますので、すぐに見つけられるのではないでしょうか。

このフタはほかにもありますが、どれも見つけやすくなっています。これらが下水管につながっています。

配管の掃除

まずフタを開けます。マイナスドライバーをフタの端の穴に差し込み、グイッと持ち上げると簡単に開きます

フタを開けたら水を流します。なるべく強い勢いで、下水溝のほうに向かって流してください。

さらに奥のほうまでガンガン流しましょう。

これで配管の掃除は完了です。
どうでしょうか?簡単ですよね?
実は、配管の掃除はそんなに難しいものではないんです。
「フタを外して水で流す」だけですので、これをときどき、最低でも年に1回くらいしていただくと詰まりを予防できます。

まとめ

配管が詰まる原因にはさまざまなものがありますが、詰まってから業者の方などを呼ぶと、フタを開けたときに色んなものが見えてしまいます。それらを見られてしまうというのは、お家の方にとってはショックな出来事ではないでしょうか。

業者の方は第三者の立場で掃除をしていますが、お家の方からすると、汚れたものを見られるのはあまり気持ちのよいものではないでしょう。

そうならないように、ときどき配管をチェックし、「詰まりそうだったら流す」ことをおすすめします。そんなに難しいことではありませんので、ぜひやってみてください!

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