【続】戸建て・賃貸どっちがいい? 第3の手段「賃貸併用住宅」とは?
戸建て住宅も賃貸住宅も提供する早田 宏徳が解説します!

住宅価格が高騰している現状をふまえ、「戸建てのほうが良いか、賃貸が良いのか」を考えるシリーズの第2弾。今回は、これらに加わる第3の手段「賃貸併用住宅」について、戸建て住宅も賃貸住宅も提供している株式会社WELLNEST HOMEの代表取締役創業者・早田宏徳が解説します。
戸建て・賃貸のメリットを兼ね備えた家づくり
戸建て住宅がいいのか、賃貸住宅がいいのか。これについてはどちらにもメリット・デメリットがあるということを前回お話しました。くわしい内容はこちらをご覧ください。
今回は「戸建てか賃貸か」という議論とは少しジャンルが変わりますが、両方の良さを兼ね備えている第3の手段としてウェルネストホームの「賃貸併用住宅」をご紹介します。
賃貸併用住宅とは?

地方であっても、駅やインターチェンジの近く、大きな病院、市役所などがあるエリアは、将来的にも賃貸物件の需要は安定していると考えられます。もちろん、東京や大阪、名古屋、横浜、大宮といった都市部も人気の高いエリアです。こうした人口が減少しにくい地域で、私たちがご提案するのが「賃貸併用住宅」です。
家を建てるときに住宅部分とは別に、ワンルームのスペースを1〜3部屋ほど設ける住宅のことを、私たちは賃貸併用住宅と呼んでいます。これが非常に効率的なのです。
たとえば、戸建ての1階に1LDKのワンルームを2つ設け、2階・3階を住宅部分にするケースを考えてみましょう。
家を建てた当初は、家族が多ければ2階・3階の住宅部分に住み、1階のワンルームを賃貸にするのがいいでしょう。しかし、子どもが大学進学などで家を出ると、大きな家が必要なくなることもあります。そんなときは、自分たちが1階のワンルームに引っ越し、空いた住宅部分を貸し出して家賃収入を得ることも可能です。
もともと1階のワンルーム部分でも家賃収入を得られますが、このようなつくりにしておくことで、ライフステージに応じて柔軟に住み方を変えられるのが魅力です。
たとえば、将来子どもが戻ってきた場合、上の住宅部分に子ども夫婦が住み、親世帯は1階の1LDKに移るという選択肢もあります。
最初から「2世帯住宅」として明確に区分するのも一つの方法ですが、このように状況に応じて住み方を変えられる点は、大きなメリットといえるでしょう。
土地がある方におすすめ
ただし、賃貸併用住宅を建てる際は、都市部・地方を問わず、「賃貸の需要がある立地の良い場所」を選ぶことが重要です。また、建物を建てるための土地もある程度の広さが必要となり、少なくとも50坪ほどの土地を用意する必要があります。
当然ながら、ある程度の予算がかかりますので、すでに土地をお持ちの方や、ご両親から土地を譲り受ける予定のある方には、ぜひウェルネストホームの賃貸併用住宅をおすすめします。
住宅ローン返済への効果
実は最近、この賃貸併用住宅への問い合わせが増えています。なぜかというと私が賃貸住宅を提供しているからです。ウェルネストホームの賃貸住宅「ウェルネストルーム」は性能がいいので人気が高く、すぐに満室になります。高性能の賃貸住宅はあまり市場にないので、成約したらなかなか退去することはないので、安定した収入になると思います。
もちろんご自身で5,000万円、もしくは4,000万円かけて一般的なマイホームをつくるのもいいでしょう。でも賃貸併用住宅にすると、多少賃貸住宅分の面積が増えて費用も高くなったとしても、毎月6万円、7万円の家賃を払ってくれる方がいる。2部屋で12万円ほど入ってきます。
すると建物全体のローンとして毎月総額20万円を払うと考えても、ご自身は8万円しか出さなくていいわけです。返済も非常に楽になりますよね。
余裕があって繰り上げ返済し、20年でローンを完済できたとしたら、その後は家賃収入がそのまま手元に残ります。1部屋の家賃が7万円だとすると、2部屋で14万円の安定収入になります。その頃、ご自身はもう定年退職されているかもしれません。その場合、年金に加えて家賃収入があるのはとてもいいですよね。
賃貸する人にも快適な環境を
今の賃貸住宅の良くないところは、オーナーさん自身が住んでいないこと。他人の家だからどうでもいい、というと語弊がありますが、自分が住むわけではないので、性能の良いものを建てようと思われるオーナーは少ないのではないかと思います。
ウェルネストホームを選んでくれる方は、ご自身はもちろん快適な家に住んでいて、「こんな賃貸があったらいいな」と思われています。だから、賃貸に住む方にまで快適な環境を提供しようと考えるんですね。
一般的なワンルームや1DKなら家賃相場が6万円のエリアでも、7万円もしくは7万5,000円の家賃設定の可能ではないでしょうか。手前味噌ですが、ウェルネストホームのような高性能な賃貸であれば、それだけの価値はあると私は思います。
まとめ
ここまで、戸建て住宅か賃貸住宅かの議論に一石を投じる第3の手段「賃貸併用住宅」についてご紹介してきました。お問い合わせも増えていますので、新しい選択肢として是非ご検討いただければと思います。
ウェルネストホームは、戸建てを建てたい方も、賃貸に住みたい方にも快適な暮らしをご提供したいと考えています。賃貸併用住宅についてくわしくは、お気軽に弊社までお問い合わせください。
※早田宏徳による賃貸併用住宅についての解説は、こちらの動画でもご紹介しています。ぜひご覧ください。