戸建て・賃貸どっちがいい? それぞれのメリット・デメリットとは!?
戸建て住宅も賃貸住宅も提供する早田 宏徳が解説します!
マイホームを考える際に必ず通るのが、「戸建てのほうが良いか、賃貸が良いのか」の選択です。今回は住宅価格が高騰している現状をふまえ、戸建て住宅も賃貸住宅も提供している株式会社WELLNEST HOMEの代表取締役創業者・早田宏徳が、改めてこのテーマについて解説します。
contents
戸建て住宅・賃貸住宅のメリット・デメリットとは
戸建て住宅が良いか賃貸住宅が良いのか、これは、永遠のテーマです。なぜなら戸建てには戸建ての良さがあり、賃貸には賃貸の良さがあるからです。では、それぞれのおもなメリット・デメリットを確認していきましょう。
戸建て住宅のメリット・デメリット
戸建て住宅の魅力は「自分の資産になること」です。特にウェルネストホームのような高性能な住宅を建てれば、35歳や40歳で購入した場合でも、生涯その家で安心して暮らせます。また、万が一購入者が亡くなった後も、家は40年、50年と次の世代である子どもたちが引き続き使用できます。
たとえお子さまが住まなくても、住宅が堅牢で「暖かい・涼しい」といった性能がしっかり証明できれば、賃貸に出す際も比較的高い家賃が期待できます。こういった意味で、戸建て住宅は良いですよね。
ただし、戸建ては一度建てると住む場所が固定されるので、転勤などには対応しづらいという弱点もあります。そのため、「この場所で暮らし続ける」と決めた方にとって、戸建て住宅は大変良いものではないでしょうか。
賃貸住宅のメリット・デメリット
一方で、賃貸には「生涯家賃を払い続ける必要があり、最終的に自分の資産にはならない」という弱点があります。そのため、子どもに引き継ぐこともできません。ただし、賃貸の大きなメリットは、住む場所を自由に選べる点です。
最初は一人暮らしでワンルーム、結婚して夫婦で生活するなら2DK、子どもが生まれれば3LDKが必要になる。こうした家族構成の変化に合わせて住む場所を選び直す方が多いですよね。ただ、良い物件が見つからず、家を建てるというケースも少なくありません。そして、その家を子どもが引き継いで住んでくれたら理想的です。
もしその家を売却することになったとしても、夫婦二人の生活に戻れば2LDKに。さらに、ご夫婦のどちらかが亡くなった場合には1LDKに移る、あるいは老人ホームやグループホームに入るといった選択肢も考えられます。
このように、賃貸住宅の魅力はライフスタイルや家族構成の変化に柔軟に対応できる点です。住む場所や間取りを自由に変えられるというフレキシビリティは、家賃を払い続けるというデメリットを補う大きなメリットといえるでしょう。
住まいとしての満足感の違い
少し厳しい言い方かもしれませんが、「あなたが理想とする性能の賃貸住宅が本当にありますか?」という点も考えてみてください。多くの場合、賃貸住宅は寒かったり暑かったりして、電気代がかさむこともあります。さらに、隣の住人の音が気になることも少なくないでしょう。
その点、戸建て住宅は自分の希望を反映してつくるものなので、満足感が全く違います。特に、ウェルネストホームの動画などをご覧いただき、性能にこだわった家づくりをするなら、50年後でも快適な住まいを手に入れることができます。これが、戸建て住宅と賃貸住宅の大きな違いだと思います。
戸建て・賃貸のメリット・デメリットまとめ
戸建て住宅・賃貸住宅のメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。
このようにどちらにも良い点・悪い点がありますので、現在の状況や将来の展望などをふまえて選択することが大切なのではないでしょうか。
今後家賃はどうなるのか?
現在、住宅価格が高騰していることから、多くの人は賃貸物件の家賃も今後ますます高くなるのではないかと考えるでしょう。そのため、「やはり戸建てのほうが良いのではないか?」と思う方も少なくないかもしれません。
しかし、日本の人口は減少しています。それにもかかわらず、世帯数は増加しているのが現状です。なぜかというと、結婚しない人やおひとり様の増加、晩婚化、さらに熟年離婚や死別による一人暮らしの増加など、社会の変化によるものです。
その結果、都市部では賃貸物件の需要が高く、多くの物件が埋まっています。一方で、地方ではアパートが次々と建てられ、供給過多で空室が目立つ地域もあります。
それでも2040年ぐらいになると、さすがに世帯数も減ってくるでしょう※1。すると今度は、どんどん空き家が増えてくると考えられます。
そうなると、賃貸物件の家賃は、実は今後それほど上がらないかもしれません。都市部や利便性の高いエリアでは需要はあるけれど、人口が減少する地方や性能が低い物件は、空き家だらけになるのではないかと予測されます。
空き家が増えたエリアでは家賃が下がります。住宅屋の私がいうのもおかしいですが、結果として「家賃が高くなると将来が不安」といったデメリットは打ち消せるかもしれませんね。
※1世帯総数は2030年をピークに減少、2050年の平均世帯人員は 1.92人と推計されています。(国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)-2024年推計-」より)
戸建て住宅・賃貸住宅ともに提供するウェルネストホームの想い
ウェルネストホームは戸建て住宅をつくる会社ですが、賃貸物件も提供しています。先にお話ししたように、今後家賃は下がると見込んでいるにもかかわらず賃貸物件を扱っていることを、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
私たちは、燃費が良く、冬は暖かく・夏は涼しい、さらに遮音性が高い賃貸住宅「ウェルネストルーム」を提供しています。つまり、住宅性能の高さで差別化を図っているのです。人口が減少して賃貸物件の空き家が増えていく中でも、私たちがつくった住宅はずっと人気が落ちないだろうという自負心があります。
また、GX(グリーントランスフォーメーション※2)の進展に伴い、今後炭素税が導入されれば、電気代、ガス代、燃料代はさらに上昇することが予想されます。そうすると、性能の低い賃貸住宅の光熱費は、おそらく毎月2万円、3万円と高額になってくるでしょう。
一方で、私たちの賃貸住宅では光熱費は定額制、もしくは家賃に含まれています。今後も光熱費を上げるつもりはありません。
なぜなら私たちの賃貸住宅は、電力の自家消費率が高く、電力会社から買う電力は最小限に抑えられているため、電力会社の電気料金高騰の影響を受けにくく、賃料を安定して維持できるのです。
しかし、一般的な賃貸住宅では、電気料金が上がれば上がるほど家賃を下げざるを得ない状況に陥り、さらに光熱費の増加が重なれば、大家さんにとっても厳しい状況になるでしょう。
その点、私たちの賃貸住宅は大家さんにほめてもらえますし、入居者の皆様からも「音が静か」「暖かい」「電気代を気にせずにすんで助かる」といった声をいただいています。こうしたお客様からの満足の声に支えられ、私たちは自信を持って、快適で持続可能な賃貸住宅を提供しているのです。
※2 カーボンニュートラルと経済成長の両立を目指す取り組みのこと
ウェルネストホームの考え
私たちは、「高い性能を持つ賃貸住宅が見つかりにくい」という現状を改善していきたいと考えています。ですから決して賃貸住宅を否定するわけではありません。ただし、今後もウェルネストルームのような高性能な賃貸住宅が増えない限り、「賃貸も良い選択ですよ」とは言いにくい状況です。そうした課題を解決するために、私たちは一生懸命ウェルネストルームをつくり続けています。
結論として、私たちは「今後、高性能な賃貸住宅が増えていくのであれば、賃貸も良い選択肢になる」と思っています。
まとめ
ここまで、戸建て住宅・賃貸住宅のメリット・デメリットや、ウェルネストホームが賃貸住宅「ウェルネストルーム」を提供している背景・理由といったことについてご紹介してきました。
ウェルネストホームは高性能な戸建て住宅の建築はもちろん、高性能な賃貸住宅もご提供しています。「マイホームを建てたい」「高性能な賃貸住宅に住みたい」どちらのご要望にも対応可能です。「高性能な賃貸住宅を建てたい」方も、お気軽にお問い合わせください。
※早田宏徳による戸建て・賃貸それぞれのメリット・デメリットについての解説は、こちらの動画でもご紹介しています。ぜひご覧ください。