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大工が思うよい家とは〈宿泊体験「試住」のすすめ〉
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大工が思う良い家とは
私は家づくりを35年間してきた大工です。35年間やってきても、家づくりは極めるには程遠く奥が深いものです。それでも、ハッキリと言い切れることもあります。それは、本当に大切な家づくりのことを多くのお客様が知らずに家を建てていると言うことです。
はっきりと言います。
家は外からではわかりません。
確かに、外から見てかっこいい家、美しい家というのもとてもすばらしい価値観の表現であると考えています。
ただし、家が暮らしの場である以上、家の中で暮らしが家主にとって望む生活が送れるかどうかが最も重要な要素なのではないでしょうか。
ウェルネストホームの家は安くない
ところが、家の外からではその家の良し悪しを判断することができません。壁の厚さ、外壁内壁に使われている素材、構造の組み立て方など見る人が見ればわかりますが、私たち職人が0.01ミリの隙間も作らない様に木を組み合わせ、隙間を埋めるテープを指のシワがなくなるほどに何度も何度もこすっているか、マジックテープでペタっとつけて終わりかは私たちでも壁を開いてみなければわからないことがあります。
ですから、家を建てた後に「思っていたよりも寒い」「夏は暑くてエアコンをつけっぱなしにしないといけない」と言うことが起こっているのです。ほとんどの人にとって人生で最も高い買い物でもあるにもかかわらず満足できない家づくりが、日本の当たり前になってしまっているのではないでしょうか。
当然私たち職人が、家づくりを丁寧にやれば家づくりにかかる期間は長くなり、その分私たちの人件費の分、家の費用は高くなります。
良い家を作りたい
だからといって、海外で不法に安い木材を買い、海外で加工し、プラモデルを組み立てるように日本に持ってきて変形も気にせずに、アルバイトレベルの大工たちが数日で組み立ててしまう家づくりが当たり前で良いのでしょうか。
人それぞれに価値観がありますので、様々な家づくりのあり方があって良いとは思っています。しかし、知らなかったがゆえに避けることができた悲劇を生み出したくないのです。それが私たち職人たちの願いなのです。
良い家を作って、何代にも渡って愛される家を作りたいのです。
だからお願いがあります。
一晩過ごしてわかること
家を建てる前に、必ずそのハウスメーカーの建てる家の標準レベルの家に一度泊まってみてください。
壁の中を開けずとも、一晩過ごしてみれば分かる事はたくさんあります。できればエアコンを切り暖房止め、家が快適に暮らせるのかどうかを感じてみてください。
良い家は冬でも夏でもエアコンがなくとも一晩くらいなら快適に過ごせます。
日本ではまだ当たり前にはなっていませんが、住宅先進国の北欧やドイツなどでは当然の基準として、住環境の細かい基準が求められています。残念ながら日本の住宅メーカーの建てる家のほとんどは海外のそれをクリアしていません。
私たち職人の技術で素晴らしい家を建てられるにも関わらず、実際に私たちが住みたいと思える家を建てている住宅メーカーはほとんどないと言うのが現実なのです。
家づくりで大切なことを知ってほしい
ウェルネストホームはそんな私たち職人たちの思いを満足させられる1つの住宅メーカーだと思っています。もちろん、お金に糸目をつけなければ同水準の家を建てられると言う建築家はいるでしょう。
しかし、この快適な家づくりを標準とし、できるだけコストを抑えるため様々な工夫をし、広告費を掛けず、ウェルネストホームは誠実なハウスメーカーだと思っています。
繰り返しになりますが、まずは家を建てる前に、その住宅メーカーの標準的な家に泊まってみてください。過度に華美に作られた住宅展示場の家ではなくできるだけその住宅メーカーの標準的な家に泊まってみると良いと思います。
多くの人が家づくりにおいて大切なことを知らないまま、建てた後に悲しい思いをしないことを願っています。
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