もうすぐ夏本番。日本の夏は高温多湿のため、住宅への悪影響も多いのが現実です。
ジメジメした空気やカビの発生に悩まされたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、ウェルネストホームでの「夏期の過ごし方のポイント」をお伝えしたいと思います。
せっかく購入した高気密・高断熱住宅で、末永く快適に暮らすために、エアコンの活用方法を中心に、今年の夏から意識できるポイントをご紹介していきます。

日本の夏が家に及ぼす悪影響

カビの発生、フローリングの劣化、シロアリの被害。湿気が家に与える悪影響は多々あります。近年では地球温暖化の影響で、初夏のうちから真夏日を迎えることも珍しくありません。快適な室温を保ちにくい状況でもあるため、せっかく高気密の住宅でも、使い方ひとつで機能を十分に発揮することができなくなってしまうこともあるのです。

悪影響を食い止めるためのポイント

エアコンは旅行の時もつけっぱなし

ウェルネストホームの住宅は高気密のため、エアコンを効果的に機能させることが可能です。
エアコンはこまめにつけたり消したりするよりも、常時運転していた方が効率的に温度を保つことができます。

また、稼働自体ではなく、急激な温度の変化によってエアコン内部のヒートポンプが作動することで電気を消費する仕組みなので、常時運転の方が電気代が抑えられるというデータも存在しています。ウェルネストホームでは、2、3日の旅行であればつけっぱなしで外出することを推奨いたします。

窓は開けない

窓を開けると、熱気や湿気が家の中に入り込んでしまいます。
空気の入れ換えにもエアコンが効果的。温度設定を適温よりやや高めにし、常時運転させましょう。
また、東西方向の窓は、閉じていても直射日光が射し込みます。必要に応じて樹木やのれんなどで部分的に遮ることで、家に熱がこもるのを防ぎましょう。

バスルームは湿気の大敵

湿気は外気の影響だけでなく、家の中でも発生します。特に注意が必要なのは、バスルーム。使用後はお湯を速やかに排水し、脱衣所に飛び散った水滴をしっかり拭き取るなどして、室内に湿気を持ち込まないようにするのがおすすめです。

「湿気を抑えるには、浴室乾燥機が必要では？」と思いがちですが、こちらは電気代の観点から注意が必要。というのも、浴室乾燥機は消費電力が高いため、頻繁に使用すると電気代が高騰してしまう原因に。そのため、排水や水拭きを意識して湿気を防止するのが望ましいでしょう。

食洗機の乾燥機能は盲点

便利な食洗機の乾燥機能。これも、室内に湿気をもたらす原因です。
使用を避けることは難しいですが、エアコンを適切に稼働し空気を循環させることで、キッチン周りのジメジメした空気を取り除きましょう。

レンジフードからの給排にも注意

そのほか、レンジフードからの給排にも注意が必要です。
現在、ウェルネストホームでは、内気循環型のレンジフードを標準採用しています（一部商品により異なる）が、初期のウェルネストホームでは同時給排型のレンジフードを標準にしていたため、必要以上に稼働しすぎないよう、注意してください。

調理により汚れた空気や臭いを取り除いて、室内に戻すのが内気循環型なのに対し、同時給排型は汚れた空気や臭いを室外に捨て、同時に、同量の空気を室外から室内に取り込みます。

このため、同時給排型レンジフードは、夏場であれば湿気を含んだ暑い空気、冬場であれば乾いた冷たい空気を取り込んでしまうのです。稼働させるのはあくまでも調理をしている間だけにしてください。

まとめ

いかがでしたか？
高気密なウェルネストホームの家では、適切にエアコンを稼働させることで、家中どこでも快適に過ごすことが可能です。電気代を節約することができるのも、嬉しいメリットです。

今回は、ウェルネストホームにおける「夏期の過ごし方のポイント」をご紹介しました。

この他にも、お客さまからの快適に暮らすためのご質問について、随時お答えし、ご紹介していきます。気になることがあれば、ぜひ、お気軽にご相談ください。