無垢フローリング

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無垢フローリング

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むくふろーりんぐ

無垢フローリングとはなにか?


無垢フローリングとは、一つの木材から切り出され、継ぎ足し加工などをしていない一枚の板でつくられた床材のことをいいます。

今回、無垢フローリングの特徴について簡単に説明させていただいておりますが、より詳しい情報を知りたい方は、「無垢フローリング」が持つ魅力と木へのこだわり【オークの床】の記事をご覧ください。

無垢フローリングと合板(複合)フローリングとの違い

木製のフローリングには、無垢フローリングと合板(複合)フローリングの二種類があります。

合板フローリングは、木材を薄くスライスして張り合わせた合板や、さまざまな形の木材を張り合わせた集成材でできています。

その木材の上に、木目調などのプリントシートを貼り合わせたものもあります。

両者の決定的な違いは、化学物質を含むか含まないかです。無垢フローリングには化学物質が含まれていませんが、合板フローリングには木材同士を貼り合わせるための接着剤、表面の塗装の塗料に化学物質が含まれています。

シックハウス症候群の原因としてホルムアルデヒドが含まれている場合も多いです。中には発がん性がある物質が含まれている場合もあります。

一方の無垢フローリングは天然素材のためそのような心配がありません。そのため、シックハウス症候群や化学物質過敏症などでお悩みの方には、無垢フローリングが適しているかもしれませんね。

無垢フローリングのメリット

無垢フローリングのメリット①:調湿性能が高い

無垢フローリングを使用することにより、部屋の中を適度な湿度に保つことができるのです。天然木には湿度を一定に保つ性質があり、湿度が高い時には湿気を吸収し、低い時には湿気を放出してくれます。

無垢フローリングのメリット②:天然木の味わいを感じることができる

無垢フローリングは、年々付いていく傷や使用感によって美しい味わいを出してくれます。これは作り上げられた加工品の合板フローリングでは感じることはできません。また、年を重ねるうちに色も少しづつ変化し、天然木ならではの美しい色合いになります。

無垢フローリングのメリット③:化学物質を使用していない

無垢材は天然素材である木であるため、化学物質が含まれていません。そのため、シックハウス症候群や化学物質過敏症でお悩みの方にとっては無垢フローリングの恩恵が大きいです。

注意していただきたいのは、木材を少ししか組み合わせていない「なんちゃって無垢フローリング」が「無垢フローリング」というネーミングで売られている場合もあることです。

その場合、木材同士の貼り合わせに化学物質(接着剤)を使っています。また、フローリングに傷や汚れや木材の反りを防ぐために、表面を化学物質が含まれる塗料で塗装してある場合があります。

植物油や蜜蝋ワックスなどを主成分とした自然塗料で塗装したフローリングを選ぶことで、化学物質を避けることができます。天然由来の本物の無垢フローリングと、なんちゃって無垢フローリングは見極めないと大変なことになります。

無垢フローリングのメリット④:熱を通しにくい

無垢フローリングは断熱性にも優れており、内装に使用することで、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。素材ごとの熱伝導は以下の通りになります。

  • 木材:0.09〜0.19W/m・K
  • アルミニウム:175W/m・K
  • プラスチック:0.18W/m・K

日本木製サッシ協会より引用)

無垢フローリングのデメリット

無垢フローリングのデメリット①:傷がつきやすい

無垢フローリングは、合板フローリングと違って柔らかく傷が付きやすいです。

ただ、傷が付いたり劣化すると見た目が悪くなる合板フローリングとは違い、無垢フローリングは逆に傷や使い込まれた感じが美しい味を出してくれます。これは好みの問題もあるので、傷をどう捉えるかによって意見が分かれる問題でもありますね。

無垢フローリングのデメリット②:膨張・収縮し形が変わる

無垢フローリングは湿度によって膨張や収縮を繰り返し、その影響で反って割れてしまうことがあります。

木が水分を多く含むことでこの問題が起きるため、含水率が少ない無垢材を選ぶと、膨張や収縮を防ぐことはできます。

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