空間をムダなく使える「回遊型」プラン

延べ床面積:109.3m²
UA値:0.26W/m²K
C値:0.05cm²/m²
施主の声
私は父の代から続く工務店の娘として育ち、現場監督をしています。 ウェルネストホームの創業者・早田さんのセミナーに参加したことがきっかけで、ウェルネストホームを知りました。早田さんのお話を聞いて、ウェルネストホームのことをもっと知りたくなり、長久手モデルハウスを訪ねました。1月なのに玄関に入るとすでに暖かく、しかも木のいい香りがして、あまりにも心地よい空気感に衝撃を受けたのです。そして「この家を伝えたい」という思いが募り、2018年にウェルネストエンジニアリングに加盟しました。
この家を建てるまでに3棟のウェルネストホームの建築に関わってきましたが、建築中は現場に行くのが楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。というのも、「いい家を建てている」という自負と誇りが、職人さんはじめ現場全体に満ちていたからです。そんな日々を過ごすうちに、「365日ウェルネストホームで過ごしたい」という気持ちが高まっていきました。そしてついに、ウェルネストホームの設計士である夫と共に、自分たちの家をウェルネストホームで建てることを決意。自宅でありながら、予約をしていただければ見学できるようにしたのは、より多くの方にこの快適性を感じてほしいという願いからです。ウェルネストホームの第1号モデルハウスであり、原点ともいえる「伏石モデルハウス」が当てはまるような敷地条件の土地がたまたま見つかり、ウェルネストホームの原点を感じられるような場所をこの地にもつくりたい、という想いもありました。
設計でこだわったのは、33坪という延床面積を無駄なく使用できる「回遊型」にすることです。家の中に行き止まりのない間取りは、廊下がなく空間が繋がるので、実際の面積よりも広く感じられます。「回遊型」も「伏石モデルハウス」を踏襲しています。
アプローチには無垢材でベンチを造作しました。玄関のドアを開ける前に、ベンチから漂う優しい木の香りに癒されます。玄関は、大きく取った土間がさらに広く見えるよう、収納をあえてオープンにしました。抜け感のあるストリップ階段もまた視界を遮らないので、開放的で明るい空間を演出してくれます。 1階のサニタリーは、洗濯機、室内干しスペース、ウォークインクローゼットが1列に並んでいるので、家事動線がとてもスムーズ。室内干しスペースにはダクトから風が送られ、洗濯物が乾きやすいようになっています。
2階のリビングには、トリプルガラスの大きな木製窓を4つ設けました。壁一面が窓なので、ここからの眺めが本当に気持ちいいんです。春にはこの窓から桜並木を愛でる楽しみも増えました。キッチンには、ダイニングにまで続く、長い長いオリジナルキッチンを造作しました。ジョイント部分がわからない美しい天板に仕上げたのは、地元の職人さんです。この家は、キッチンをはじめ、同じ職人さんの手による造作家具がたくさんあります。1階のフローリングは北海道産の楡の木を使っていますが、洗濯室の造作も、同じ楡の木を使っています。2階のフローリングはヨーロピアンオークで、洗面台やリビングの収納を同じヨーロピアンオークで造作。キッチンの収納部分とリビングの机の素材をそろえたり、キッチン背面の収納を冷蔵庫と同じ色で造作したりと、統一感にこだわりました。
「えがく家」は自由度が高いので、個性が出しやすい家だと思います。こうしたドアの少ないオープンな間取りは、家中どこでも温度・湿度が一定な高性能住宅だからこそ実現できるのです。










