2018年年頭所感 株式会社WELLNEST HOME 創業者 早田宏徳
2018年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
平素よりWELLNEST HOME・低燃費住宅グループをご愛顧、ご支援いただき、厚く御礼申し上げます。
2017年は、弊社にとって変革の年でした。
創業以来、皆様にご愛顧いただいた「株式会社低燃費住宅」という社名を「株式会社WELLNEST HOME 」へ変更し、代表取締役に専務取締役だった芝山さゆりが就任いたしました。
そして、旭化成ホームズ様との資本業務提携契約の締結。持続可能な建築物の普及を目的とした共同研究がスタートいたしました。
これら全てのアクションは、子供やお孫さんの代まで住み続けることができ、かつ健康で快適でしかも省エネで過ごせる家を少しでも多く皆様にご提供したい!伝えたい! その想いからでした。その根底にある理念は「未来の子供たちのために」です。
2018年もその想いは変わりません。
今年の住宅市場は、昨年同様に「ZEH全盛」(※1)「UA値合戦」(※2)の様相が続くと予想されます。
確かに重要なキーワードではありますが、果たして「ZEH」であれば本当に長持ちする家になるのでしょうか。「UA値」が良ければ、それだけで3代住み続けることができる快適な家になるのでしょうか?
それらも大事ですが、もっともっと大切なことが取り残されているような気がしてなりません。その一つが気密性です。そして、高い気密性能を維持するために欠かせない職人たちの技です。彼らが魂を込めて、丹念に施工してくれているからこそお客様に快適な空間を提供できるのではないでしょうか? 机上の計算や数字に表れない技術こそが、2018年の住宅市場では重要になってくると考えています。
私どもは全棟2回の気密測定を義務としております。C値(※3)0.3cm2/m2未満を義務として、それに達しない場合は、工事を先に進めることも、お引き渡しすることもいたしません。
我が社の職人たちの技のおかげで、築5年経過した弊社のモデルハウスのC値が5年後も新築時と同じ0.1でした。経年劣化することなく今も快適な空間を維持しております。
我々の住宅は、「現代の蔵」のような家です。
味噌、醤油、米、骨董品も腐らず、カビず、長持ちさせられるのが日本の蔵でした。そんな素晴らしい建築にこそ、人間が住むべきだと思っています。スローフード、健康食品などにお金をかけるのも大事ですが、住まいはもっと重要です。ぜひ多くの皆様にそんな家があること知ってもらいたいと思っています。
2018年も皆様の健康、快適のために、「現代の蔵」の家であるWELLNEST HOMEをご提供してまいりますので、引き続き倍旧のご厚情を賜りたく、切にお願い申し上げます。
2018年1月1日
WELLNEST HOME 創業者
早田宏徳
※1 ネットゼロエネルギーハウスの略。
※2 断熱性能を表す数値。低ければ低いほど断熱性能が良い家。
※3 気密性能を表す数値。低ければ低いほど隙間がなく性能が良い家。