広く感じる住宅の間取りとは?住宅設計のプロが教える5つのノウハウ

広く感じる住宅の間取りとは?住宅設計のプロが教える5つのノウハウ

広がりを感じる住宅

本当の広さよりも広さを感じる家

住宅の購入を考えた時に最初に思い描くことは、「どんな大きさの家になるのだろう」といったことではないでしょうか。
まず最初に絶対何坪の家が欲しいとか何平米の家でないと住みづらいとか、スタート時点では面積にとらわれないことをお勧めします。
なぜならば空間に広がりを与える要素である外部空間や吹き抜けは、面積にカウントされないからです。
ウェルネストホームの設計では、数字上の大きさ=面積と、人がそこに住むことで空間を認識して「広がりを感じること」とは違うものとして捉えています。

では「広く感じる」ための5つのノウハウを見ていきましょう。

空間をつなげる / 縦空間と横空間をつなげる

家の開口部の大きさ

まずは上のイラストをご覧ください。左のイラストは、開口部が小さい家。右のイラストは、 開口部が大きい家です。一般的には、窓が小さい家は窮屈そうですが窓が大きい家は少し開放された感じを受けるでしょう。人が空間を感じている時、自分が壁や天井などの対象物を見ていると同時に、逆にその対象物が自分に影響を与えているのです。たとえばリビングですが、縦空間 (写真1) とのつながりを持つことで空間の広がりを感じることができます。横空間 (写真2) とのつながりもとても大切です。リビングと階段室を、階段が見え隠れするように配置した木板を張り込んだ壁によって、柔らかく空間をつなげています。

空間の広がりと繋がり

視線が抜ける / 外部空間とつなげる

外部空間も取り込んだ広がり

2つ目は、外部空間とのつながりを紹介します。南面に小さいながらもリビングと寄り添うように、デッキテラスを配置した例です。(写真3)
テラスに家具を配置することで、視線はリビングで留まらずに向こう側の外部空間へと抜けていきます。この視線の距離が長くなることによって、体感的に空間が広がります。

間取りのテクニックで広がりを / 自由設計の活用

廊下の長さによる間取りの違い

住宅の面積を算出する場合は、外部空間はもちろんカウントしません。吹き抜け空間も同様です。ですから面積と広がりは違うものなのです。
また、個室へ移動するための廊下もひとつのポイントとなります。同じ個室面積を持つ平面図と比べてみましょう。
どちらも個室が3つある住宅ですが、【Plan A】は階段から個室へ至る廊下が長く、 【Plan B】は階段ホールからそのまま個室へアプローチできます。個室面積の合計はもちろん【Plan B】方が大きくなります。
ウェルネストホームの設計における「自由設計」は、単なるオプション対応による自由ではなく、お客様のご要望をお聞きするところからスタートする本当の意味での自由度のある設計を基本としています。ですから大切にする空間の大きさを確保しながらも、廊下などの移動空間をコンパクトに設計することが可能となります。

回遊性のある間取り

伏石モデルハウスのプランのように廊下がなく行き止まりのない回遊性のある間取りは、面積以上の広がりを感じます。(写真4)
ウェルネストホームの耐震設計レベルは、耐震等級3を基本としています。その性能を実現するためには、必要な耐力壁の量とバランスを守った上で、自由設計である場合はその利点を活かして、お客様のご要望に合ったプランをご提案します。

空間と気積 / ロフトの活用と天井高さ

吹き抜け上部からの光がふりそそぐダイニングスペース

写真5:吹き抜け上部からの光がふりそそぐダイニングスペース

部屋面積に天井高さを乗じた体積のことを、気積と言います。
一般的な住宅では断熱/気密のレベルが不足している場合が多いので、外壁や窓からの熱損失が大きく上下空間に温度差が発生し、冬は暖まりにくく夏は冷えにくくなるのです。

しかしウェルネストホームの住宅は、“超高断熱&超高気密” の魔法瓶のような熱の損失と流入を徹底的に抑えた家ですので、気積の大きさに左右されずに快適な温熱環境を家全体に保つことができるのです。吹き抜けがあるから寒いということはなくなり、むしろ吹抜けがあるから家全体が均一な温熱環境になるのです。吹抜け上部に開口部を設置しそこに光を落とすことで高さ方向に広がりを感じながら、ゆったりとした生活をおくることが可能となります。(写真5) また同じ階でも南側と北側の部屋の温度差がほとんどないので、家の隅々まで住宅全体を有効利用することができます。

家具の工夫で / メインベッドルーム・こども部屋

メインベッドルームにベッドを配置した例

上の図はメインベッドルームにベッドを配置した例です。この図でもわかるようにご夫婦お二人の寝室であれば7畳の部屋でも、ベッドの周りに空間があり広さも確保されています。子ども部屋も同様です。機能的にはベッドと勉強机があれば十分ですので、4.5畳の広さでもよいことがわかります。

家具の配置と建具の例

また同じ大きさの部屋であっても、そこに設置される家具によって空間の印象は左右されますので、家具の大きさや壁面との距離のバランスをとることが必要です。(写真6)
ここでワンポイントアドバイスです。各部屋に設置する建具を天井までのフルハイト型にすることをお勧めします。(写真7) 扉の向こう側と天井をつなげることによって、視線が抜け広がりを感じる空間となります。

知恵のまとめ / 広がりを感じる住宅

  1. 空間をつなげて視線を抜くように壁面や窓を工夫する
  2. 数字上の面積は参考程度にして、空間のボリュームを意識する
  3. 間取りで広がりを工夫する
  4. 超高断熱&超高気密の住宅は家全体が均一空間なので、住宅全体を隅々まで使いこなすことができる
  5. 個室の空間ではバランスのとれた家具の配置を
断熱性能は外壁の面積が重要!光熱費がかからない正方形の家

“Less is more.(より少ないことは、より豊かなこと)” それは20世紀を代表するモダニズム建築の巨匠、建築家ミース・ファン・デル・ローエが残した名言です。 あれこれと派手に飾り立てるより、 必要なものを絞って適切に配置する方が良質になる。 飾り立てるよりもシン ...

2017.6.18

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