断熱材の特徴と違い:セルロースファイバーとグラスウールとロックウールWELLNEST HOME創業者 早田宏徳が語るシリーズ⑦

断熱材の特徴と違い:セルロースファイバーとグラスウールとロックウール
WELLNEST HOME創業者 早田宏徳が語るシリーズ⑦

日本の多くの住宅で使われているのが、グラスウールという断熱材です。グラスウールが使われているから断熱・気密がしっかり取れているかと言いますと、そのようなことは決してありません。グラスウールは湿気に弱いので、防湿対策をしなければ、水を吸って重みでつぶれて断熱材として機能しなくなります。WELLNEST HOMEの家では、柱と柱の間にセルロースファイバーを充填し、外側にロックウールという断熱材を採用しています。内断熱と外断熱の二重構造になっているので、断熱性も高くなっています。通気層をつくらずに断熱材を二重に施工しているので、気密性も高いです。セルロースファイバーは、水を吸ったり吐いたりする材料のため、グラスウールのように湿気によって断熱性能が損なわれることがありません。

グラスウール、セルロースファイバー、ロックウールの3種類の断熱材の特徴、違いについて、WELLENEST HOME代表の早田宏徳が詳しく解説します。

※WELLNESTHOME創業者の早田がyoutubeチャンネルで断熱材の特徴と違いについて解説している動画はこちら

グラスウールとセルロースファイバーの違い

グラスウールとセルロースファイバーの違いをご説明します。

まずコップを準備します。
グラスウールとセルロースファイバーを水の中に入れます。どのようになるか比較してみます。
1〜2分経つと変化が出てくると思いますが、どんどんグラスウールが沈んでいきます。

グラスウールはものの数分で落ちてしまいます。水を吸うとなかなか吐き出すことができない材料なので、自分の重みでどんどん下がっていきます。

実は築4年、築7年の住宅を建て替えさせていただいた経験がありますが、リフォームした時に壁を開けると全部グラスウールが下がってしまっていて、結果的に壁がぐちゃぐちゃになっているケースはよく目にします。

しかし、それはグラスウールが悪いわけではありません。

グラスウールに湿気が入らないように透湿防水シートをきっちり設けて正しく施工します。しかし、この透湿防水シートがタッカー留めになっていて、どんどん湿気が中に入ってくるような施工方法で袋詰めのグラスウールを使うことは決して有効ではなく、長持ちする工法ではないと私は思っています。

かたやセルロースファイバーは、こうして私が話している間にもまだ全然沈みません。紙をこれ以上小さくならない状態まで小さくしていますので表面張力で水が入ってきても跳ね返す力があります。それと同時に、紙というのはもともと木ですから、ご存知の通り紙は水を吸ったり吐いたりする力が強いので非常に吸保湿効果も高いです。

そのため、壁の中に入れる断熱材としては最も適していると思います。

ロックウールは火事にも強い断熱材

次に、ロックウールの話をします。

外壁材であるサイディングはセメント板ですから、当然火には強いです。
しかし断熱性能はありません。
しかも通気層を設けないと非常に弱くなるので、通気層を必ず設けるんですね。

みなさん想像してください。
夏はここに40〜50度の熱風が入ってきます。冬は0度の風がここに入ってきます。
いきなり隙間風が入ってきているこの工法って暖かいでしょうか?

私共が使っているこのロックウールというのはまさにロックウール、岩の綿という意味です。
簡単にいうと玄武岩という岩を1200度で溶かして紡いだ糸です。

岩を溶かすのは信じられないかもしれませんが溶岩ですよね。
溶岩もすごい熱で岩が溶けているので、それを繊維状にして紡いだのがロックウール。
そのため、これを1200度のバーナーで炙ってもなんともありません。

グラスウール、ロックウール、セルロースファイバーの耐火性能を実験してみる

一方、グラスウールもさすがに火事には強い材料です。
そのため、万が一火事になっても防火性能は高いのでご安心ください。

私たちは最初に紙の断熱材を使っていると言いました。
紙は燃えるんじゃないの?と思われると思います。
なのでまず二つの実験をします。

最後に玄武岩を溶かして紡いだロックウール。

もちろんこれは火に強いですからね、3つを燃やしてみたいと思います。

まず最初にこのグラスウール。
燃えないですがすごく臭いです。

次に、こちらセルロースファイバーです。
セルロースファイバーって燃える感じしませんか?
紙ですからね、行きますよ。

これは紙ですから紙を燃やした匂いしかしません。
黒くなるだけで燃え広がりません。

燃えていませんね。

最後にロックウールにいきます。これはもう一番火に強いです。

変色するだけで何も変わりません。
熱いので触れませんが非常に火に強いのがわかると思います。

且つ非常に断熱性能が高いんです、しかも通気層がありません。
これはこちらに比べたら2倍以上の断熱性能がありますし、且つ気密も取れているので、
非常に快適だということになります。

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