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代表取締役社長 中谷哲郎

株式会社WELLNEST HOME
代表取締役社長 中谷哲郎

2012年の創業当時からずっと、ウェルネストホームの理念は変わりません。未来の子どもたちに誇れる家をつくり、持続可能な社会を紡ぐことを使命としています。事業は「誰のため」に、「何のため」にやるのか。それが一番大事だと思ってきました。ウェルネストホームには変わらぬ理念と明確な目的があります。私たちはこれからも初心を貫き通し、商品・サービス共に世界のトップブランドを目指します。

中谷哲郎の原点

26歳で業界新聞に入社し、ベンチャー企業向けの雑誌に始まり、ビルオーナー向け、賃貸住宅オーナー向けの新聞制作に携わりました。31歳で工務店経営者向けの業界紙に転籍し、編集長になりました。当時、記者として業界を取材していた私が最も課題視していたことは、職人不足と職人の地位向上でした。メディアの力を使ってなんとか解決したいと思っていたのです。

ものづくりに関わる人たちがどんどん減っていく現場を幾度も見て、危機感を感じていました。常に人手がいない現場には、若い人材が入らず、目の前の仕事に打ち込むしかないというのが常態化していました。新しい発想やイノベーションが生まれる余地もありません。また、建設業界の慣習として、元請けと下請けの地位が明確に区別され、下請け側にいる企業が元請けになるというのはほとんど不可能という構造的な問題に疑問も持っていました。

家というのは、大工さん、左官屋さん、屋根屋さんなど個別に専門技術や知識を持った人々が集まり、集合体となってつくり上げていくものです。高い技術を持った職人さんたちが、自らの手で仕事を生み出し、誇りを持って働くにはどうしたらよいのか、それが、当時の私がもっとも関心を寄せ、解決の糸口を模索していたことだったのです。

持続可能な社会への気付き

「職人のような専門職の人たちが適正に評価されるためにはどうしたらよいのだろうか」そう思っていた私に、衝撃的な出会いが訪れます。ある時私はこう言われました。「日本の住宅建築は、エネルギーを使い過ぎています」それは、環境ジャーナリストの村上敦さんから発せられた言葉でした。

「いい社会をつくることはとても大事なことです。けれどそれ以前にその社会が持続可能でなければならないはず。エネルギーは水や食糧と同じように、人間が生きていく上で大切な資源です。それなのに、自分たちがつくってきた住宅が、どれだけエネルギーをムダ使いしているか、全く考えていないと思います」

私はそれまで、建築・不動産分野とエネルギーの分野がリンクしているとは、毛頭考えていませんでした。二つはそれぞれ別の問題だと思っていたのです。しかし、この村上さんの発言によって、両者が密接に関わっていること、そしてエネルギーを大量に使う住宅をつくっている建築業界自体が、あまりにもエネルギーに無関心であること、その責任がいかに重いかを痛感したのです。

つまり、建築は建築資材の製造工程から始まり、運搬、施工、そして運用時、解体に至るまで、大量のエネルギーを消費し、同時に大量のCO₂を排出します。しかしながら、つくられた家で消費されるエネルギーについて議論されることはありません。そればかりかつくった家は30年、40年で解体され、また新築することでCO₂を排出するという負の循環を繰り返します。デザインや意匠、収益性が優先され、やれかっこよさだったり、大きさだったり、便利かどうかはしきりにこだわるのに、建物が出すCO₂については、つくり手さえも関心を持っていないという現実。資源のない日本は、エネルギーは他国に大きく依存しているというのに、です。

私は、建設業界に身を置く人間として、持続可能な社会、未来の子どもたちの住みよい社会をつくるために、もっとやるべきことがあるはずだと気付かされたのです。

早田宏徳との出会い

村上敦さんは、私の人生を大きく変える衝撃を与えてくれた人です。そして、その村上さんを紹介してくれたのが早田宏徳でした。ここで、早田との出会いを少し振り返ってみたいと思います。

30歳でリフォームや工務店の経営者が読む業界新聞の編集長になり、私は全国の経営者を精力的に取材していました。また土日ともなれば、全国各地の地方紙やテレビ局とともに家づくりに関するイベントやフェアを開催し、日本中を飛び回る生活をしていました。メディアに身を置いた14年間は、3000社を超える企業の社長に取材をしたと思います。そんな最中に私は早田と出会いました。2004年のことです。

彼は仙台に拠点を置く住宅メーカーに勤務し、年間300棟の戸建て住宅を販売する営業の責任者を務めていました。当時、日本でトップクラスの高性能住宅を販売していた早田は、自信に満ちていました。一方で、国内の工務店業界が抱えるさまざまな問題に対しては危機感を持ち、業界をいかに盛り上げるか、若手が憧れる仕事にするにはどうしたらいいか、真剣に考えていました。

私たちは、年齢が近かったこともありすぐに意気投合し、未来の工務店の理想像を語り合ったのです。そして私はメディアの人間として、早田は建築の現場の最前線を生きるプロフェッショナルとして、さまざまな企画を立てては実行していました。

ドイツが教えてくれた私たちの使命

転機が訪れたのは、2007年のことでした。ドイツ視察に行った早田が、打ちひしがれて帰国しました。「最高峰の住宅をつくっていたと思っていたけれどそれは間違いだった。俺がつくっていた家は、ドイツでは建築基準法さえ満たしていない家だった」

ドイツでは、真夏でも真冬でも家の中の温度と湿度は一定で、エアコンなどのメカに頼らない暮らしが当たり前に営まれていました。エアコンをつけっぱなしにしないと暮らせないという日本の家は、ドイツの基準から考えれば、建築基準法以下の性能しか持たないものだったのです。

一念発起した早田は、それ以降、本当に良い家とは何か、性能が良いとはどういうことか、寝食を忘れて打ち込んでいきます。その行動力たるや、それまであまたの経営者に出会ってきた私も見たことのない凄まじさでした。そして、早田がドイツで出会った村上さんに私も会い、前述のやりとりにつながっていくのです。

村上さんが教えてくれたエネルギーの知識と、早田が持っている建築の技術、それらが合わされば、今まで誰も見たなことのないような持続可能な社会がつくれるのではないか。「ばちん」と音を立てるかのように、両者の思いがぶつかり合ったのを感じました。人生を掛けられる壮大な夢が生まれた瞬間でした。

何のために、誰のためにやるか。
それは、未来の子どもたちのために、エネルギーを使わなくてすむ社会をつくること。そのためにも人間が生きる基本である住宅の分野から変えていくこと。
私はその思いに行き着いたのです。

変わらぬ夢を実現するために

月日は流れ、立場が変わったことで仕事の内容は変わりましたが、事業をする上での基本の理念は、何も変わりません。あの時、早田や村上さんと誓い合った夢を実現する。それだけです。

未来の子どもたちのために、1棟でも多くのウェルネストホームを建てる。

もちろん、この夢は一人でも一社でも叶えることはできません。社員はもとより、オーナーの皆様、取引企業の皆様、地域の皆様、ありとあらゆる皆様と力を合わせて、アイデアを出し合い、共に実現していければと思っています。これからも、私たちウェルネストホームの活動を見守っていただき、同時に熱い期待を寄せていただければと思います。

株式会社WELLNEST HOME 代表取締役社長
中谷哲郎

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