「気密性」が必須な8つの理由【高気密・高断熱はハウスメーカー任せではダメ!】
快適な住宅をつくるため、断熱性能とセットで欠かせないのが「気密性」です。 気密性とは、「どれだけ隙間のない家か」ということ。 「風通しの良い家の方が良いんじゃな ...
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きみつせい
気密性とは、家の中にある隙間がどれだけ小さいかを表すものです。
信じられないかも知れませんが、家の中には皆さんの目に見えないたくさんの隙間があります。その小さな隙間を通して、花粉やPM2.5のような異物が家の中に入り込んでくるのです。
さらには、皆さんにとっては不快な存在でしかないゴキブリでさえも、小さな隙間をかい潜って家の中に侵入してきます。
「気密性が高い家は息苦しい」
気密性が高いと、こんな風にマイナスなイメージをもたれる方もいらっしゃいます。
しかし、そのようなことは決してありません。
気密性が高い家に住むと、こんなによいことがあるのです。
この辺りの説明は、後ほど詳しくしていきますね。
気密性は「隙間相当面積(C値)」という数値で表します。
C値は家全体にある隙間の合計面積を延べ床面積で割って算出したものです。
単位はc㎡/㎡です。
C値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いことを示します。
気密性が高い家は隙間風が少ないこと、そして気密性をC値という数値で表すことわかりました。
それでは、気密性が高い家にはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
夏涼しく冬暖かい家をつくるためには、断熱性だけでなく気密性も大事です。
いくらよい断熱材やサッシを使ったとしても、隙間から熱が出入りしてしまっては意味がありません。
日本の一般的な家は、冬になると足元が冷たくありませんか?
これは、家の気密性が低いのが原因かも知れません。
暖かい空気は上に上がりやすく、冷たい空気は床に落ちやすいです。
エアコンで室内を暖めても、隙間から外の冷たい空気が入り込んできて、暖かい空気は上の方に逃げてしまいます。
気密性が高い家にはカビは生えにくいです。
なぜならば、外の湿った空気が入りこまないからです。
屋内の湿度や温度の管理がしやすくなるため、じめじめしがちな梅雨時期でもカビが発生しにくくなります。
また冬場は結露がカビの元になりがちですが、気密性が高い家は結露しにくいのも特徴の1つです。
気密性が高い家は、暖房器具1つで全ての部屋を温めることが可能です。
家の中全てが暖かければ結露が発生しにくくなり、結露を原因とするカビも防ぐことができるのです。
気密性が高い家は結露やカビが発生しにくいため、結果的に建物が健康的に長持ちします。
カビはアレルギー疾患や感染症の原因になります。
そのため、気密性が高い家は人の健康にも配慮しているといえるのです。
家の中の空気を汚す原因となる物質はたくさんあります。
家の気密性が高ければ、これらの物質が家の中に入り込んでくるのを防ぐことができます。
私たちWELLNEST HOMEのお施主様の中には、WELLNEST HOMEの家に住み替えてからアトピーや花粉症が改善したという方もいらっしゃいます。
私たちは医者ではないので医学的な根拠はあえて伏せますが、家の中の原因物質が減ったのが大きな要因であることはいうまでもないでしょう。
C値がどれくらいの数値ならば「気密性が高い家」といえるのでしょうか。
いまは撤廃されてしまいましたが、平成14年まで存在していた国のC値基準値では寒冷地である北海道では2.0c㎡/㎡以下、それ以外の地域では5.0 c㎡/㎡以下が基準とされていました。
日本における一般的な住宅のC値は10~20 c㎡/㎡が多いとされていますが、新たに家を建てる場合のC値は最低でも2.0c㎡/㎡以下を目指すべきでしょう。
日本より寒さが厳しいカナダのC値基準値は0.9 c㎡/㎡、スウェーデンのC値基準値は0.6~0.7 c㎡/㎡とされています。
ちなみに、WELLNEST HOMEの家では、C値の平均が全棟で0.2㎠/㎡です。カナダやスウェーデンの基準をはるかに上回る高気密な家を実現してるのです。
気密性を高めるいちばんの手段は、気密性にこだわるハウスメーカーに建築を依頼することです。
そもそも気密性能の測定や数値の開示をしていないハウスメーカーは避けるべきです。
屋根や壁、床下に家を包み込むようにグラスウールやセルロースファイバーなどの断熱材を張り巡らせることで気密性を高めていきます。
気密性を高めるためには隙間なく断熱材を入れる必要があり、その施工には熟練した技術が必要になります。
既にマイホームを持っている方はリフォーム業者に依頼し、外張りの断熱材を施工すると良いでしょう。
木造住宅や土壁の住宅でも、外張りの断熱材を施工することは可能です。
二重窓にしたり、性能の高い窓に取り換えるだけでも気密性を高めることもできます。
気密性の話は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
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