地震に強い家に欠かせない3つの条件!【家族を守るために選ぶ家とは】
「これから夢のマイホームを検討中!せっかく建てるなら、頑丈で長持ちする家がいいなあ・・・。」
「日本は地震大国なんて言われるし、やっぱり地震から家族を守れる家にしたい!」
とお考えではありませんか?
本記事では、
- 「耐震基準」について、抑えておきたいポイント3つ
- シロアリ対策が、耐震に必須な理由
- 東日本大震災でヒビ1つ入らなかった家
の3つについて、詳しくご説明します。
読んだ後(所要時間:2~5分)は、「どんな家が地震に強いのか」「家族を守るため、どんな家を選ぶのがいいか」についてご理解いただけます。
また、将来高確率で起きると予測されている、「首都直下地震」や「南海トラフ地震」における、建物への地震被害の予測についても、下記動画(高性能な家づくりチャンネル)で触れています。こちらも併せてご覧ください!
contents
「耐震基準」について、抑えておきたいポイント3つ
まず、「耐震基準」について抑えておきたいポイントを、3つご紹介します。
※耐震基準・・・建物や家が、最低限満たすべき地震への耐性基準のこと
下記の記事でも、詳しく解説していますので、ぜひアクセスしてご覧ください。
>>「耐震等級3」が必須な理由とは?【木造住宅の耐震に関する勘違い】|WELLNEST HOME
建物の重さ
実は、建物は、軽い方が耐震性に優れています。
「重い方が地震に強いのでは・・・?」と考えるのが一般的かもしれませんが、耐震性に関しては逆です。
詳しい理由については、下記記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
>>「耐震等級3」が必須な理由とは?【木造住宅の耐震に関する勘違い】|WELLNEST HOME
耐力壁の量、配置
耐力壁とは、「建物にかかる横向きの力(地震の横揺れ、台風での横向きの強風)を支える壁」です。
木造住宅の場合、耐力壁の数が多いほど、耐震性能が高くなります。
日本では、大きな地震が起きるたび、耐力壁の必要量が改定されており、現在では耐震等級1~3までの3つの基準が設けられています。
また、耐力壁は多い方が耐震性能が高くなりますが、その際の配置が重要です。
一部に耐力壁を集中させてしまうと、地震の際、耐力壁が少ない壁にダメージが集まってしまい、結果家がくずれてしまう可能性が高くなります。
そのため、多くの耐力壁をバランスよく配置することが、地震に強い家をつくる際に重要です。
床の耐震性能
床の耐震性能も、壁と同じく高いほど、家全体の耐震性能が高くなります。
(床の耐震性能の高さも、地震への強さに欠かせない要素の1つです)
理由を簡単にご説明すると、壁と床は常につながっています。
地震や台風に対抗して、耐力壁がふんばるためには、それに耐えうる床が必要です。
床の耐久性が、耐力壁より貧弱だった場合は、床が先に壊れてしまい、耐力壁のチカラを発揮できません。
床の耐震性能が高いほど、耐力壁にかかる負担をバランスよく分散できるため、結果的に家全体が地震や台風に強くなります。
シロアリ対策が、耐震に必須な理由
地震に強い家をつくる上で、シロアリ対策はとても重要です!
理由について、詳しくご説明いたします。
上図は、阪神・淡路大震災の際に倒壊した建物のデータです。
シロアリ被害や腐朽のあるなしで、被害の大きさが変わっています。
「シロアリ被害・腐朽なし」の建物は約2割の全壊ですが、「シロアリ被害・腐朽あり」の建物は、約9割が全壊してしまっています。
シロアリは、家の1階の柱と土台の継ぎ目を集中的に食べ、家の耐久性を低下させます。
そのため、地震の際に半壊〜全壊といった、かなり大きい被害を受けてしまいます。
こちらについては、下記の記事でも、詳しく解説していますので、ぜひアクセスしてご覧ください。
>>シロアリ対策予防工法のデメリットを比較!緑の柱はもう古い?【新築を建てる人必見】|WELLNEST HOME
東日本大震災で、ヒビ1つ入らなかった家
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、日本中で多くの建物が倒壊したり、大きなダメージを受けました。
しかし、そんな中、建築途中にも関わらず「ヒビ1つ入らなかった家」があります。
>>「東日本大震災でヒビ1つ入らなかった家」を詳しくみる|WELLNEST HOME
なぜ、こちらのお家はヒビ1つ入らなかったのでしょうか?
その理由は、「頑丈なのはもちろん、家の性能や、気密性・断熱性が高いから」です。
※もちろん、耐震等級3(消防署や警察署に匹敵する耐震性能)をマークしています。
しかし、耐震等級3であれば、地震の被害が少ないというわけではありません。
新築時に耐震等級3の耐震性をもつ家であったとしても、30年後には地震で倒壊する恐れが十分にあるのです。
主な理由としては、「壁内の結露」や、先程の「シロアリ被害」の2つが挙げられます。
>>地震に強い家の3つの条件 耐震等級3の家も30年後に地震で倒れる|WELLNEST HOME
また、「日本は地震大国」だと言われています。
「そうは言っても、めったに大きな地震は起きないだろう・・・。」とお考えかもしれません。
出典:内閣府「「首都直下地震」及び「南海トラフ地震」の被害想定並びに市町村の人的支援の受入れに関する受援計画の作成」
しかし、このように内閣府の調査では、「今後30年間でM7.3ほどの「首都直下地震」が発生する」と予想されています。
決して都市伝説などではなく、地震は、実際にわたしたちの目の前に迫ってきているのです。
こちらについては、下記Youtube動画(高性能な家づくりチャンネル)で触れています。こちらも、再生ボタンをタップ/クリックしていただき、ご覧ください。
もちろん、高性能な住宅に住んだからといって、地震の被害に遭わないわけではありません。
しかし、被害を最小限に減らすことは可能です。
地震に強い、高性能住宅に住むということは、あなたの命、そして大切なご家族を守ることに繋がります。
ぜひ、下のリンクをタップ/クリックして、地震に強く、エアコン1台で夏も冬も快適な高性能住宅について、詳しくご覧ください。