断熱性能が高い家とは?基準やメリットを詳しく解説!【1年中、エアコン1台で家中快適】
「これから家づくりを検討中。。。夏は涼しくて、冬は暖かい家がいいなあ。」
「断熱性能が高いほうがいいんだろうけど、、そもそも断熱性能って何??」
とお困りではありませんか?
本記事では、下記4つについて詳しくご説明いたします。
- 断熱性能の主な基準
- 断熱性能が高い家のメリット
- 家の気密性について
- エアコン1台で年中快適な、高気密高断熱な家
読んだ後(所要時間:3~5分)は、「断熱性能の基準」「断熱性能が高い家/低い家の違い」「家族が快適に過ごすために、どんな家が良いのか」についてご理解いただけます。
また、下記動画(高性能な家づくりチャンネル)でも、断熱性能の基準である「UA値」などに触れています。こちらも併せてご覧ください!
contents
住宅の断熱性能の主な基準
今回は、よく用いられる、UA値とQ値についてご紹介します。
UA値
UA値とは、「外皮平均熱貫流率」を表します。
家の中と外の温度差が1度ある時に、家全体の外皮(窓や屋根、外壁など、屋外の空気に触れている部材)1㎡あたり、どのくらいの熱が逃げるかを示したものです。
そのため、数値が低いほど、断熱性能に優れているといえます。
詳しくは、下記Youtube動画(高性能な家づくりチャンネル)で触れています。こちらも、再生ボタンをタップ/クリックしていただき、ご覧ください。
Q値
Q値とは、「熱損失係数」を表します。
家から熱がどれだけ逃げにくいか、を示したものです。
UA値の場合と同じく、数値が小さいほど断熱性能に優れているといえます。
下記記事で、UA値/Q値に関して詳しくご説明しています。
>>高気密高断熱住宅のUA値・Q値・C値とは?それぞれの意味や推奨の数値を確認|WELLNEST HOME
断熱性能が高い家のメリット
では、UA値/Q値が低い=断熱性能が高い家に住むと、どんなメリットがあるのでしょうか。
夏は涼しく、冬は暖かい
断熱性能が高いと、夏では外の暑い空気を入れず、冬では中の暖かい空気を逃しません。
そのため、1年を通して、家全体が快適な温度環境で生活することができます。
※断熱性が低い家では、冷房/暖房をつけている部屋と、そうでない部屋の温度差が生まれてしまいます。
(外気の影響を受けやすいため)
そのため、冬にはヒートショックが発生したり、また結露によってカビ/ダニが増殖し、シックハウス症候群が起こってしまいます。
>>ヒートショックとはなにか?交通事故の2倍の命を奪う冬の凶器の原因と対策|WELLNEST HOME
光熱費が抑えられる
断熱性が高い家は、家全体の冷暖房効率が高いため、光熱費を抑えることができます。
ただ、「断熱性が高いとなると、、やっぱり費用も高いんじゃないの??」と感じていらっしゃると思います。
A.普通の家が2,000万円、B.低燃費な家(断熱性が高い家)が2,500万円。
そして「B.低燃費な家(断熱性が高い家)」を選び、冷暖房効率が良いため、「普通の家」より年間光熱費が16万円安くなると仮定しましょう。
単純計算で、AとBの光熱費には、10年で160万円、20年で320万円、そして30年で480万円の差が生まれます。
家を建てた約30年後には、初期費用500万円の差を回収でき、その後はB(断熱性が高い家)に住む方がどんどんお得になっていきます。
こちらについては、下記動画(高性能な家づくりチャンネル)で、詳しく触れています。ぜひ併せてご覧ください!
また断熱性が高い、高性能な住宅についても、詳しい資料をご用意しています。下のリンクをタップ/クリックしていただき、ご覧ください。
家の寿命が伸びる
日本の住宅の平均寿命は、世界的に見ても、圧倒的に短いです。
1つの理由としては、「家の断熱性が低いため、壁の中で結露が発生し、最終的にカビが生え腐ってしまう」ことが挙げられます。
こちらについては、下記記事で詳しくご説明しています。
>>断熱材の種類・断熱材の選び方を徹底解説します|WELLNEST HOME
家の気密性について
次では、断熱性と同じくらい重要な「気密性」という概念についてご紹介します。
気密性とは
気密性とは、「家にどれだけ隙間がないか」ということを表します。
「家の隙間って何??隙間風なんて言うけど、さすがに自分の家はそこまでじゃないな・・・」と感じていらっしゃるかもしれません。
実は、家には目視では気づかないくらいの隙間が空いています。
(建材と建材の接合部分など)
この隙間が多いと、「気密性が低い」といえます。
※「気密性」については、下記記事で詳しくご説明しています。
>>「気密性」が必須な8つの理由【高気密・高断熱はハウスメーカー任せではダメ!】|WELLNEST HOME
また、以下4つのような困ったことが起きてしまいます。
気密性が低い家のデメリット
①壁の中で結露する
冬の乾燥した空気に比べると、家の中には湿気が大量に発生しています。
(家の中の方が、湿度が高いため)
もし壁や床などに隙間があると、そこから湿気が流れ込み、壁や床の中が結露してしまいます。
結果、柱を腐らせ、カビだらけに、、、といったケースが多々あります。
②嫌な匂いが発生する
人間が生活すると、二酸化炭素/水蒸気/匂い成分など、さまざまな汚染物質が家の中で発生します。
汚染物質を排出するためには、換気が必要です。
しかし、家の中で気密性が低い部屋があると、うまく換気することができず、嫌な匂いや健康被害が発生してしまいます。
(最近の、”大壁作り”と呼ばれる家づくりの手法では、隙間が多い部屋と少ない部屋が家の中に混在するケースがよくあります)
③アレルギーや、外気汚染物質が侵入する
PM2.5、黄砂、最近の季節では花粉など、健康に悪影響を及ぼす有害物質の飛散は、年々増えてきています。
気密性が低い家では、家の隙間から微粒子状の汚染物質が室内に入ってきてしまいます。
(換気扇にフィルターをつけても、同様です)
④断熱性能が低下する
グラスウールなどの断熱材は、綿状でつくられています。
そのため、隙間があるとそこから暑い空気や寒い空気が入り込んでしまいます。
※断熱材については、下記記事で詳しくご説明しています。
>>セルロースファイバーが最強の断熱材と言われる7つの理由|WELLNEST HOME
エアコン1台で年中快適、高気密高断熱な家とは
「断熱性」「気密性」は、家族が快適に暮らす上で、とても重要な概念です。
どちらか一方が優れていれば良い、というものではなく、相互に働き合っている面があるため、どちらも高い性能(高気密高断熱)が必要です。
実際に、高気密高断熱な家を建て、年間光熱費が8万円とひと月平均7,000円を下回ったり、アレルギー、ハウスダストの症状が改善した、と感じている方もいらっしゃいます。
>>年間光熱費8万円の暮らし|WELLNEST HOME
>>高気密高断熱の弱点をクリアした”本当に快適な家”|WELLNEST HOME
大切なご家族とずっと暮らす場所だからこそ、快適さ/コスト含め、長期的に考えていく必要があります。
「高気密高断熱」な住宅は、初期費用こそかかるかもしれませんが、その分光熱費が安くなり、トータルで見ると標準性能の住宅よりお得です。
また、エアコン1台で、梅雨/夏/冬問わず、1年中快適な湿度・温度をキープでき、ご家族みなさんが笑顔で快適に暮らすお手伝いができます。
ぜひ、下のリンクをタップ/クリックしていただき、詳しくご覧ください。