キッチン選びでチェックしたい住宅設計のプロが教える5つのポイント

キッチン選びでチェックしたい住宅設計のプロが教える5つのポイント

ライフスタイルに合わせたキッチンのデザイン

あなたは家族とどこで過ごしている時間が多いでしょうか?
これからは意外とキッチンになるかもしれません。
家族の生活スタイルはまさに千差万別。これからもますます変化していくでしょう。
しかし、家族が揃って食事を楽しむことは長い歴史の中でもあまり変わっていません。
家族と一緒に料理をしたり、友達が集まってクッキングパーティをしたり、現在ではキッチンは家族や友達が集まる場となっています。
では、「キッチンにプラスαを」するための5つのノウハウを見ていきましょう。

キッチンの空間 / 家族と一緒に過ごす場所

ドイツの集合住宅のキッチン

まずは海外の事例を見て見ましょう。写真はドイツの賃貸住宅のキッチンです。コンパクトに納めながらも使いやすそうです。Wellnest Homeの住宅は環境先進国であるドイツのノウハウを多く取り入れていますが、システムキッチンの発祥の地とも呼ばれているのもドイツです。 バウハウスはドイツで生まれた美術と建築を統合した学校ですが、当時1923年にバウハウスの庭に建てられた実験住宅に組み込んだキッチンがシステムキッチンの誕生と言われてます。 キッチンとして本来求められる「使いやすさとデザインの融合」がもうすでに存在していました。

上の図面はWellnest Homeで設計したLDK空間の中央にキッチンを配した住宅のキッチンプランです。3面ぐるりとカウンターが巡らされ色々なところから人が集まることができる”家具のようなキッチン”です。図のようにダイニングからもリビングからもアクセスしやすい位置にキッチンがあるので人が集まることが可能な空間になっています。

右の図は「家族が揃って夕食をとることは楽しいですか」との質問に対するNHK統計調査のグラフです。66%の人がそう思うと答え、27%の人がどちらかといえばそう思うと答えました。3%から右側はそうは思わない回答分類ですので、ほとんどの割合で楽しいと感じているのが分かります。このことからも住宅にとってキッチンやダイニングのように食に関係する空間はこれからも中心的な役割を求められていくと思います。

キッチンの配置 / 自分の流れをつかんで間取りで考えるキッチン

上のイラストは玉ねぎを炒める料理の動作を図にしたものです。冷蔵庫から玉ねぎを取り出して、下拵えをして、洗って、刻んで、炒めています。この一連の流れは冷蔵庫/シンク/レンジの位置関係と連動したみなさんお料理の基本となっていると思いますが、料理の種類や自分の好みの動きなど実に料理の動作は様々です。ぜひ一度「自分流」の料理の動きを振り返ってショールームなどでキッチンの前に実際に立って確かめて見てください。

Wellnest Homeでは全国各地にあるモデルルームで宿泊体験を無料で行なっています。一晩お泊まりいただくのですが、せっかくですので家族で料理を楽しむのはいかがでしょうか。モデルルームによってキッチンの設えは異なりますが、体験することでご自分の使い勝手が見えてきます。シンクとコンロの関係や、冷蔵庫とシンクの一などもキッチンにとって重要なポイントとなります。


上の列の平面図は部屋に対して調理をどちらを向いてするのかを分類したタイプ図です。壁側にキッチンが並ぶ壁付きI型ではコンロ上部のレンジフードの設置を考えるとダイニング側がすっきりと納まるメリットがありますが、調理しながら家族との対話を大切にする方は大命I型をお勧めします。

下の列はシンクとコンロの位置関係のバリエーションです。アイランド対応はどこからでもクッキングが楽しめるので料理付きの家族にはお勧めですが、意外とセパレートタイプも動きやすく好評です。振り向く動作で作業ができるので移動距離が少なくて住む使い勝手の良さと、作業を分担する場合などはシンク側にもコンロ側にも十分両サイドにワークスペースがあるメリットがあります。

キッチンのタイプは分類された方だけで決めるのではなく、周辺の「間取り」との関係で全体を把握して決めることが重要です。上の平面図は右側に脱衣や選択をするユーティリティや洗面所がありキッチンスペースは家事動線の一部であることが分かります。勝手口から冷蔵庫へ買い物してきた食材をすぐに収納できて、かつアイランドタイプにしたので調理しながらもすぐに隣の水回りへ移動できます。このように全体の間取りを考慮しながらキッチンのタイップや配置を決めることが長く使いやすいキッチンを計画するポイントとなります。

Wellnest Homeの設計は自由設計です。カジノ優先度をヒアリングしてキッチンを使う方の動きを想定しながらプランニングが可能なので、常に間取り全体を見ながらその一部であるキッチンのタイプや配置を決定していきます。

キッチンカウンターの一部をデスクコーナーにした例です。食事の支度をしながらレシピを調べたり手紙を書いたり、デスクコーナーが主婦の書斎スペースのようになり、それをキッチンの角部屋に配置したことでとても使いやすいプランとなります。住宅を設計する上でキッチンは今では中心とも言えるとても大事なスペースです。もしご自分たちにとってどんな住宅が良いかを構想している方がいらっしゃれば、身近なキッチンのイメージを膨らませることからスタートしてみるのも良いかもしれません。

冷蔵庫の位置にも注目してください。中将はシンク台の背面にありますが、このプランでは特徴的な配置になっています。キッチンサイドの壁面ないで納めることによって存在感のある冷蔵庫の印象を和らげています
しかも勝手口からすぐの位置にあるのでとても便利です。

キッチンのデザイン / 自分好みのインテリアを

先ほどの間取りで紹介したキッチンの写真です。向こう側の椅子がある角がデスクコーナーです。このキッチンを使われる女性のこだわりが随所に垣間見れます。シンク上部の一でちょうど手に届く高さにバーを設けてちょっとしたものを掛けるようになっていて、その上部には木目を活かした小さめな収納棚が壁面に設置されています。また立って作業する時に外がちょうど見えるように横長の窓が設置されていて作業中の疲れを癒してくれます。そして、その窓台を活かして普段よく利用する珈琲セットなどがオープンに飾られています。壁面を収納でうめ尽くさないことで、とてもスッキリとした印象になります。

上の写真はキッチン実例写真です。壁面に木製の棚を設置しました。壁面に対して詰め込みすぎない収納なので、使いやすさとシンプルな良さを両方兼ね備えています。

日本の多くのシステムキッチンの吊戸は収納量を確保するために天井まであるのが通常ですが、このイラストのようにちょうど手に届く位置に棚があり、上下はスペースが確保されています。つまり取りやすい位置の機能的なことと、それによって上部が開放されつシンプルなデザインがちょうど良いバランスで保たれています。これこそキッチンレイアウトにとって必要なノウハウの一つなのです。現代の生活では特にキッチンを一つの空間と捉えて良いと考えています。機能的な使いやすさとデザインを活かしたシンプルな空間にすることで、居心地の良いキッチンは皆が集まる一つの場なります。家族が集まっておしゃべりをしたりクッキングをしたりキッチンでシャンパンを飲みながら夫婦で料理を楽しむのも良いでしょう。あまり昨日だけを詰め込みすぎないでキッチンを考えてみてください。

料理を楽しむことは、家族と過ごす時間を楽しむことです。音楽も同じです。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団第一コンサートマスターは日本人の樫本大進さんです。彼が大事にしていることが「誰よりも楽しむ」ということだそうです。正確な演奏を求められるオーケストラでも楽しむことを一番大切にしています。皆さんもぜきキッチンを楽しんで計画してください。

次はキッチン素材とインテリアの関係についてです。キッチンデザインのスタートはカンタートップの素材選びが大切です。フローリングや壁面といったインテリアとのバランスを考えてマテリアルを選びましょう。カンタートップは意外と平面的に大きくインテリアの印象に深く関わってきます。ダイニングテーブルとの相性も忘れずに。

写真はいろいろなカンタートップの素材の例です。右の圧縮木材は無垢材に高圧力をかけて圧縮した木板を使っているため耐久性のある材料です。木製でも水廻りに十分使用できインテリアとしてもマッチする素材でもあります。左の写真はアクセントカラーとしてエメラルドグリーンを扉面材に施した例です。カウンタートップは印象が強くなり過ぎないために人工大理石の白をコーディネートしました。このように自分好みのカラーをポイントとして選択するのもキッチンデザインならではのノウハウです。

背面パネルも意外と存在感がありインテリア要素として重要なことが中央の写真をみるとわかります。キッチンはどんどん家具のような存在になっていくと予想しています。ドイツのキッチンメーカーの動向をみても、よりリビングに溶け込んだインテリアとしてキッチンが展開する様子を見ることができます。

各部分におけるサイズについても自分に合ったサイズがとても大切になります。高さにおけるカタログの数値は平均身長の前後をカバーした一般的なものですので必ずショールームなどに行ってご自分で体験してください。右のイラストはキッチンの高さとシンク台の間の寸法を示したものです。ここでWellnest Homeのワンポイントアドバイスです。

キッチンの高さについてはご自分の感覚で少し高めに設定することをお勧めします。長い作業が続く時に高めの方が疲れないようです。また食器棚との間の作業寸法についてはカタログ数値では90cmと書かれていることがありますが少し広いと感じます。お二人で同時に使う時でも80cm 以下でも良いと思いますのでその分ダイニングスペースを広げて使ってはいかがでしょうか。

左のイラストはカウンタートップの奥行きの寸法を表した図です。システムキッチンの奥行きは65cm が標準ですが、わずかにでもそのサイズを広げることでいろいろなシーンでキッチンが活躍します。もちろん家族皆がクッキングを楽しむ時もそうですが、こどもとのコミュニケーションが増えることに違いないでしょう。

キッチンの付加価値 / キッチンに+αを

Wellnest Homeの住宅の南側壁面には外付けブラインドが設置されることが標準仕様となっています。ちょうど正午の撮影でしたのでブラインド影が光と共にストライプ状になった様子がとても印象的な写真です。第4章ではキッチン空間における付加価値の話をしましょう。このカウンターは90cmと通常より広い奥行きとなっています。この奥行きがこれからのキッチンにとって付加価値を与えることになります。

キッチンに「自分流」のアイデアを“+α”することでキッチンはさらに魅力あるスペースとなります。左の写真は設計者の提案で椅子をひとつ配置しました。たった一つのアイデアによってとても重宝するスペースとなりました。収納の一部を足が入るスペースにしたので使わない時に椅子はそこにきちんと収納されます。このスペースはこどもの学校からのお知らせなどを調理の合間の時間を使ってチェックできますし、連絡帳のコメントを書くのもこのスペースが役立っています。

ダイニングテーブルとキッチンの配置もぜひご自分の使いやすい形を設計者と共に相談しながら決めてください。ダイニングテーブルをキッチンスペースの中央に配置しました。こどもが小さい間は宿題をダイニングテーブルですることが多いようです。宿題の手助けをしながらいっしょの時間をこの便利なキッチンスペースで過ごす事ができます。また右の愛知名古屋モデルハウスはテーブルがキッチンカウンターを連続していて、料理をサーブするのにともて便利になっています。

ダイニングテーブルは無垢材を強くお勧めします。住宅で最も手に触れて使う家具はダイニングテーブルではないでしょうか。特に無垢のテーブルは表面が多少削れてもまた磨けば生き返ります。しっかりしたものであれば親子3代使えるのでコストを多少かけても長い目でみれば問題ありません。長寿命で世代を超えて使える住宅をつくっているWellnest Homeの理念とぴったり合います。

左の写真はダイニングテーブルとキッチンがU字型に連続して配置された例です。ダイニングテーブルは家族全員で使うワークトップに早変わりです。右の写真は煩雑になりがちなキッチンの手元を家具で上手に隠しながらも、ダイニング空間とは柔らかな関係でつなぎ家族とのコミュニケーションを計れるように配慮しています。

健康に良いキッチン / 温熱環境によって家族があつまる場に

家づくりラボの「健康を守る家」の記事にカビについて詳しく書いてありますので一度ご覧ください。一般的な住宅では窓が結露してカビを発生させる原因となっています。健康に配慮して食材や水など体内に取入れるものに気を使っている方は多いと思いますが、折角の美味しい食事をカビの発生しているキッチンやダイニングスペースで食べているとしたらどうでしょうか。キッチンは家族の健康を考える上でも大事な空間です。Wellnest Homeの住宅は健康にきちんと配慮したキッチンスペースをつくっています。

右のイラストは一般的な住宅です。青い部分が温度低くオレンジの部分が温度が高いことを表しています。空間の上下で温度差があるのが良くわかります。良くキッチンの足下が寒いと嘆いている方の声を多く聞きますが、今でもキッチンの下台から温風がでる足下温風機なるものがあります。しかし温風で足下を暖める前に、右のイラストのようにしっかりとしたダブル断熱を施工した外壁であれば住宅内のどこでも全体がほぼ一定の温度に保たれます。

2階と1階との差でも室内温度差を2℃以内に抑えます。外皮性能が良ければキッチンはただの作業する場から快適でみんながあつまる空間になるのです。またキッチンのレンジフードですが、通常の機器であれば相当な量の暖房で暖めた空気を排気と一緒にそのまま捨てていることになります。さらに暖かい空気は上部に溜まりますので図のように空調から出た熱をそのまま捨てていると言っても過言ではありません。

Wellnest Homeのレンジフードは室内循環型のものを選択できます。調理による排気はきちんとフィルターで濾過してきれいな空気を室内の熱はそのままに室内に戻しています。健康な暮らし、燃費の良い暮らしを実現できるのがWellnest Homeの住宅です。

遠赤外線を効果的に使いながら調理できるコンロがWellnest Homeがお勧めするラジエントヒーター調理器具です。セラミックがセッティングされた調理器なので遠赤外線効果による美味しい料理が楽しめます。炭火で調理した焼き鳥やサンマなどその美味しさは皆さん周知の通りです。その美味しさをいつでも楽しめるのです。しかもガスに比べて油煙が発生しにくく熱効率が良いです。IH電磁調理器は電磁波を出す事はご存知の通りですが、ラジエントヒーター調理器はセラミックを利用した調理機器ですので圧倒的にその量は抑えられています。また中性の水道水を遠赤外線でお湯を湧かすと簡単な実験でアルカリ化することがわかります。キッチンひとつとってもいろいろなことからWellnest Homeが健康に良い住宅であることがわたっていただけたのではないでしょうか。

知恵のまとめ / キッチンに一工夫

  1. キッチンを楽しむことは、家族と過ごす時間を楽しむこと
  2. 間取りに配慮してキッチンのタイプを決めよう
  3. キッチンデザインに自分の好みを取込む
  4. キッチンにもう一つ自分流の機能を加えよう
  5. 健康に配慮した温熱環境とキッチン機器を
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“Less is more.(より少ないことは、より豊かなこと)” それは20世紀を代表するモダニズム建築の巨匠、建築家ミース・ファン・デル・ローエが残した名言です。 あれこれと派手に飾り立てるより、 必要なものを絞って適切に配置する方が良質になる。 飾り立てるよりもシン ...

2017.6.18

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