家族と家に愛情を注ぐ暮らし
古正様邸
施主の声
家を建てようという話になってから最初に考えたのは、どこに建てるかということでした。二人で話す中で、住んでいるエリアを変えないという方針が決まったので、それまで住んでいた賃貸の家の近くで土地を探していると、友人の紹介で見つけたのが今の土地でした。敷地面積約83㎡の狭小地でしたが、都内ではなかなか希望する土地の「空き」自体が見つからないので「掘り出し物だ」と思って先に土地だけ購入して、その後に家をどこのメーカーで建てるかという運びになります。そこで、最初は友人が紹介してくれた工務店があったので、まずは話を聞きにいきました。夫婦揃って、理想の家、理想の暮らしというものに対するイメージは強い方で、その時に色々と話を聞くだけではなく、自分たちが思い描く住宅を伝えたのですが、中でも妻が理想としていた「リビングから続く吹き抜けのロフトを作りたい」という話になると工務店の人の顔が曇り、こう言われたんです。
「天井近くのロフトは暑くて使えたもんじゃないから、やめておいたほうがいいですよ」
工務店の方には申し訳ないのですが、どうしてもその言葉が信じられなくて、何か方法があるはずだと思ったのが理想の住宅探しのスタートでした。結論を急がずに、住宅に関する勉強をしっかりとして、様々な住宅展示場を回ったりする中で、段々と住宅について分かってくると、ロフトがあったとしても家中の温度が一定に保てる性能がある高気密高断熱の住宅であれば、暑くて使い物にならないということもないという情報にたどり着きました。これで理想の家ができそうだ、と思ったことも嬉しかったのですが、それ以上にこの期間がもたらしてくれた重要な気づきが、「生涯住む家なのに、あまり勉強もせずに、人の紹介や営業マンのいいなりで人生最大の買い物をしていたかもしれない」ということでした。最初の工務店の話を聞いた時に「そうですか」と納得して、言われるがままに家を建てていたとしたら・・・ちょっと今から思っても怖いですね。そういう意味で、この期間は本当に大切だったと思います。
それから、高気密高断熱の住宅に絞って様々なハウスメーカーや工務店を探すのですが、その中で出会ったのがウェルネストホームでした。私たちの調べた中でも、国内最高レベルの性能を持った家でここであればロフトも大丈夫だろうと。問い合わせをして、話を伺いに行ったのですが、初回面談の時にウェルネストホームの代表、早田さんの口から出たのは、自分の家を売り込むでも、性能を自慢するのでもなく、現状の日本の住宅業界を変えたいという熱い想いでした。
「日本の住宅は海外に比べて短命で、平均寿命は約35年。ローンが払い終わる頃にはボロボロになって建て替えるか、大規模な改修をしないといけない家ばかりで、それが普通だと思っているけれども、海外でも欧米の家は必ずしもそんなことはなくて、100年持つような住宅も当たり前のように存在している。それは基本性能がしっかりしているからで、そこをおろそかにするような住宅は絶対に作りたくないし、古正さんも戸建ての住宅にお住まいになられたいのであれば、そういう住宅に是非住んでほしい」といったような内容でした。「そういう住宅に住んでほしい」という最後の言葉が好きでしたね。自分たちの住宅じゃなくてもいいから、そういう家に住んで幸せな人生を過ごしてほしいという想い、そして住宅に関する圧倒的な知識と熱量。これだけ家づくりに対して熱量を持った人ならきっとすごい家を作ってくれるに違いない。初回で話を聞いて契約するつもりはありませんでしたが、その場で決めてしまいました。もちろん、家が出来上がった今も、後悔は全くありません。
それは、断熱材を始めたとした建材の力で、ロフトまで含めてエアコン一台で年中温度が一定で快適だということもありますが、それ以上に最初のご相談の時に伺った話、つまり、大量生産大量消費ではなく、しっかりと練られた設計と、丁寧に施行された住宅を、自分もしっかりと時間をかけて大切に使うという「暮らしそのもの」を得たという満足感です。性能はもとより、そのライフスタイル自体に共感したところが強かったので、施行中には職人さんに「手伝わせてください!」と声をかけて、実際に外壁張りを手伝いました。
今でも家に帰ってくると、「この外壁を自分で貼ったんだよな」とちょっと誇らしい気持ちになりますし、今は、外構を自分で作っています。実際に長く持つこの住宅に、自分の子供や孫まで住み続けてくれる未来をイメージして、ゆっくりと時間をかけて納得いくまでやっています。進みが遅くて妻に「いつできるの?」と言われることもありますが(苦笑)
この誇らしい我が家を作る過程に、自分が手を動かして携わったんだという証と、物を大切に使い続ける心まで伝えていける、そんな大切なことを教え続けてくれる家だと思っています。
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